こんにちは。今回は少なめパーツのクマに針金骨格を入れて、ポージングできるようにしてみました。
本当だ!クマさんが、腕立て伏せしてる!
一見、いつものねそべりくまみたいに見えるけど、手足が動くのでポージングが楽しいです。いつものごとく、改良したいところは多々ありますが、ひとまず紹介します!
5枚パーツのポージングクマについて
前回、オコジョのぬいぐるみに針金骨格をいれてみたら、結構可愛いポージングができたので、パーツ少なめのくまぬいぐるみに応用してみました。
前回作ったポージングできるオコジョさんの記事はこちら
結果、そこそこポージングできて可愛いですが、顔、腕の長さ等、フォルム改善の余地があるように思います。今までの5枚パーツの簡単クマに比べると、縫うのが少し手間(足先あたりが少し面倒かも)ですが、その分足裏の形状が自立しやすくできます。ただ、オコジョと違って尾がない(オコジョは尾と2本脚の3点で支えられたので自立しやすかった)ので、自立させるためにしっかりバランスをとる必要がありました。
針金の骨格は、オコジョの時と同じ針金を使用(太さ1.2㎜、番手#18)し、マスキングテープを巻いて作りました。足先を少し曲げて作ったのですが、足底の針金の形状をもう少し工夫することで立位が安定するかもしれません。型紙ももう少し可愛くなるよう修正し、骨格ももう一工夫してみたいです。
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約3分半です。
気になるところ
今回の5枚パーツの縫い合わせで、脚が若干内股風になってるんですが、それはそれで可愛く見えます。ただ、いくつか修正したい箇所が・・・
背側パーツの幅が若干広かったのか、顔が横に伸びてる印象です。もう少し耳も大きい方が可愛く見える気がします。
顔の向きも、今までのねそべりくま同様、上に向いています。もう少し前を向かせてみたいところ。
あと、座位が後傾してしまうので、脚の付け根部分にはあまり綿は入れすぎない方がよさそうです。もう少し型紙を工夫して、座位も安定させたいところですが、難しそうです。
型紙
このクマぬいぐるみの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
材料・道具
材料
- 生地(目安量):35㎝✕20㎝
- あまり厚地ではないフリースまたはフェルトがおすすめ
- 型紙を熱接着芯に写してから貼付する場合は、同量の接着芯を準備
- 糸、綿:適量
- 顔の刺繍糸等
- 目玉パーツ等使用してもOK
- 針金:40㎝×1本、24㎝×1本、20㎝×1本
- 今回使用したのは、太さ1.2㎜、番手#18の手で曲げられる比較的柔らかいもの
- マスキングテープ
- 針金をまとめ、形を整えるため使用
道具
- 針(ぬいぐるみ用の長めの針があると便利)、まち針
- はさみ
- チャコペン(消えるタイプのペンが便利)
- 棒状のもの
- 外表に返したり、綿を詰める際、棒状のものを使うと耳や手足の先の作業がしやすい
- ペンチ
- 針金をカットしたり曲げる際に使用
所要時間
個人差はあると思いますが半日~1日で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約3分半です。
- 5枚のパーツを準備する
- 腹側、背側、顔各1枚、サイドを対称に各1枚準備
- 縫代は0.5㎝程度確保してカットする
- 顔とサイド2枚を縫い合わせる
- 顔とサイドを中表に合わせ、★(星)から☆(星)までを縫う(サイド2枚それぞれ)
- の余分な縫代をカットし、切り込みを入れて外表に開く(耳の形を整える)
- 背側と顔・サイドを中表に合わせ、▲(三角)から◎(二重丸)のラインを左右それぞれ縫い合わせる
- 不要な縫代はカットする(特に▲部分など、縫代が重なっている箇所はしっかりカットする)
- 腹側と背側・顔・サイドを中表に合わせ、周囲を縫い合わせる
- 首、脇、脚の付け根部分はしっかり切り込みを入れる
- ■ー■の返し口ラインは1箇所縫わずに開けておく
- 余分な縫代をカットし、外表に返す
- 足先など、縫代が重なっている部分はしっかりカットする
- 腕、脚は棒状のものを使い先まで形を整える
- 針金で骨格を作る
- 用意した3本の針金をそれぞれ2重に折り重ね、継ぎ目が中央になるようにマスキングテープで固定する
- 20㎝の中央パーツの上端から4㎝程度下に、腕(24㎝)を左右対称になるようにマスキングテープで固定する
- 中央パーツの下端のループ部分に、足先を2㎝程度折り曲げた脚(40㎝)を通し、左右対称になるようにマスキングテープで固定する
- 針金全体をマスキングテープで巻いて補強する
- 脚と中央の接続部分は、中央のループ部分をペンチでしっかり挟んでグラグラしないようしっかり固定する
- 針金を返し口から中に入れて位置を整え、綿を詰める
- 針金の周囲を覆おうように少しずつ綿を詰める
- 脚、腕の付け根部分はあまり綿を詰めすぎない方がポージングしやすい
- 顔をつくる
- 目、鼻、口の位置を決める
- 針の出し入れは、ぬいぐるみ用の長い針を使用する場合は脇の返し口部分からするとよい
- 返し口をコの字に縫ってとじる
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