今回は、小さめのがまぐちポーチを作ってみました。無精して顔をボタンだけにしたせいか、イマイチな顔ですが・・・大きさ的にはとっても可愛いポーチになりました。
顔は好みの問題!笑
この顔が可愛いと思う人も、きっといる!!
きっとセンスのある人は、ボタンだけでも可愛いクマ顔のポーチができるんだと思います。笑
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
くま顔の小さめがまぐちポーチの作品画像・動画
今回はテニスボールが入らない小さめサイズの口金を使用して作ってみました。口金のサイズは横幅7㎝、高さ4㎝程度です。前回作ったpp4のがまぐちポーチも、手のひらに乗る大きさではありましたが、それよりかなり小さい可愛いサイズ感です。
同じ型紙(pp6-200826)で作った色違いの本体に、がまぐち口金とファスナーをそれぞれつけてみました。
作り方の簡単な紹介動画もYouTube動画でアップしているので、よかったら参考にしてみてください。
動画は3分30秒です。
気になるところ
今回は型紙の後頭部側に少し膨らみをもたせてみました。横から見ると顔側も後頭部側も同じくらいふっくら膨らんでます。逆に後頭部側は膨らみをもう少し抑えた方が可愛いのかもしれません。
同じ型紙でファスナーポーチも作れますが、ファスナーを閉めると顔が横に扁平になるのが面白いです。
前回作ったくま顔のポーチは小物を入れるのにちょうどよい大きさだったのですが、今回の小さめポーチは、本当に小銭入れ、お薬入れくらいの大きさです。個人的には、文房具好きな人ならクリップ入れにして机の上に飾っておくのも可愛いと思います。笑
前回作ったクマ顔ファスナーポーチは下の記事
型紙
このポーチの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
製作時間と材料・道具
製作にかかる時間
個人差はあると思いますが、数時間~半日程度でできます。
小さめで作業が細かいのでミシン縫いよりは手縫いの方がスムーズに作業できます。
道具
- 針
- まち針
- はさみ
- チャコペン
- 先が平らまたは尖っている金属製のもの
- 口金の中に布を押し込む際使用
- キリや目打ちを使う場合は、布に穴が開かないよう注意
- 尖っていなくても、先が薄く平らな硬い物なら代用可(スプーンの持ち手側等)
- 爪楊枝等、先の細いもの
- ボンドを塗り広げるために使用
そのほかに、なくてもよいがあれば便利なもの
- ペンチ、タオル
- 口金の端をつぶす
- ウェットティッシュ
- はみ出したボンドを拭き取る
材料
- 糸
- 布(量は目安)←厚地だと口金にはめ込みにくいので注意
- 外布:44㎝✕7㎝
- 内布:44㎝✕7㎝
- 口金(カーブ部分12cm程度までのもの)
- ファスナーでも可(12㎝程度のもの)
- 型紙pp6-200826ではカーブ部分12㎝
- ボンド(速乾性ではないもの)
- 紙紐 ←小さめの口金は溝が小さい場合があるため、紙紐をはめ込むのが難しい時はなくてもOK
- 口金の長さ✕2本
- 刺繍糸・ボタンなど(顔を作る場合必要)
ポーチの内側にも布をつけるので、好みに合わせて外、内の布を用意してください。小さめの口金は溝が小さいことがあるので、あまり厚地のものだと口金にはめ込みにくくなります。できるだけ厚地のものを選択せず(内布を薄地の記事にする)、紙紐を使わずに仕上げてもよいかもしれません。
今回紹介しているサンプルは口金カーブ部分12㎝。型紙pp6-200826のカーブ部分は12㎝でちょうどのサイズです。がまぐち口金へのはめ込み作業に慣れていない場合は、少し難しく感じるかもしれません。
大きめの口金を使ったポーチ(pp2,pp4等)で練習してからチャレンジしてみることをおすすめします。
作り方
簡単な作り方の流れはYouTube動画でも紹介しているので、よかったら参考にしてください。動画は3分30秒です。
型紙・口金を準備する
テディベアの頭部の上部が開口するように型紙を作ってください。がまぐち口金のサイズに合わせた型紙の作り方は、いつか紹介できたらよいなと思ってます。
今回試作したpp2-200625は無料で使用いただけます。その際に使用する口金のサイズは幅7㎝、高さ4㎝、口金カーブ部分12㎝(10~12㎝なら使用可能)を目安にしてください。
布に型紙をうつし裁断する
- 布の裏面に、縫代を0.5㎝程度確保して配置し、合い印もしっかり写す
- 外布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)、耳(4枚)
- 内布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)
- 縫代を0.5㎝程度確保して布をカットする
頭前後のパーツを縫い合わせる
- 頭前と頭後を中表に合わせ、▲-♥部分を縫い合わせる
- 縫代を開く
左右対称に各1セット作る。外布、内布ともに同様に作る。
頭中央と頭を縫い合わせる
- 頭(前後)と頭中央を中表に合わせ、下の図の順に縫い合わせる
- 角度がついている箇所は、縫いながら縫代に切込みを入れると縫い進めやすい
- 頭左右とも同様に縫い合わせる
- 縫代カーブ部分に切込みを入れる
- 外表に返した時、形を整えやすい
- 縫代をしっかり開きたい場合は、ステッチをかけると可愛く、仕上がりが落ち着く
- 外表に返し形を整える
外布、内布ともに同様に作る。
耳をふたつ作る
- 耳2枚を中表に合わせて山部分を縫う
- 縫代カーブ部分に切込みをいれる
- 返し口から外表に返し、返し口をとじる
顔(目、鼻、口など)をつくる
顔の刺繍などは、好みに応じて好きなように!もし刺繍するなら、内布を縫い付ける前にすると糸の始末などがしやすいです。
ちなみに今回はボタンの目だけつけてみました。
内袋・外袋を縫い合わせる
- 内袋と外袋を中表に合わせる
- 合印等ずれないようにしっかり合わせる
- 頭中央の一部を返し口として開けて、縫い合わせる
- 外表に返し、返し口を閉じる
- 口金の中に隠れるので、縫い目が見えてもOK
口金をつける準備をする
口金にはめ込む作業のポイントは、pp4の記事で少し書いてあるので、よかったらそちらも参考にしてみてくださいね。
- 紙紐、本体の中央部分に印をつける
- 紙紐、本体ともに半分に折って中央に印をつける
- 口金の内側にボンドを塗り広げる
- 口金の汚れを拭き取る
- 口金の外にはみ出たボンドはウェットティッシュですぐに拭くと口金が汚くならない
口金にボンドをつけるポイント
ボンドは溝の内側に薄めに、全体にしっかり塗り広げるのがポイント!
ボンドは乾き始める頃にしっかり接着するので、慌てずにゆっくり作業して大丈夫!
溝にたっぷりボンドを入れすぎると布を押し込んだときにあふれて布が汚れるので、爪楊枝などの先にボンドをつけて、少しずつ塗り広げる!
口金をつける
- 口金の中央部分に本体の中央部分をはめ込む
- 本体と一緒に紙紐を押し込む
- 先の硬いもので布を押さえつけながら奥に押し込むように紙紐をはめ込む
- 中央から左右に少しずつはめ込んでいく
- 中央から左、右と少しずつ作業することで、はめ込む時本体のずれがおこりにくい
- 縫代が重なっている部分に紙紐が入りにくい時は厚みのある部分のみ、紙紐カットしてもOK
- 端までしっかりはめ込み、反対側も同様に作業する
- 口金の端をペンチで押さえて凹ませる(省略可)
- 口金の端部分は布が外れやすいため、挟んで凹ませておくとしっかり固定できる
- タオルを挟んでペンチで凹ませると傷つきにくい
口金の端部分の始末
使用する口金によっては、口金端の下の隙間が大きくなるので、気になる場合は縫ってとじるとよい。
口金サイズにぴったり合わせた型紙を作ってもよいが、少しゆとりをもって作ってある方が口金にはめ込む作業は易しいので、初心者は 口金カーブの長さ < 型紙のカーブの長さ の方が作業しやすいと思います。
耳をつける
- 耳をつける位置を決める
- 耳は顔側につけても、後頭部側につけてもOK
- 耳の両端→中央の順番で縫い付ける
- pp6は耳のサイズが小さいので端から端までかがって縫い付けていくとよい
完成です
がまぐち口金ではなく、ファスナーを使用する場合は、外袋にファスナーを縫い付けた後に、内袋をかがって縫い合わせるとよい。
ファスナーをつける場合
- 外袋とファスナー(ファスナーは開けた状態)を中表に合わせる
- 片側のファスナーの両端1~2㎝程度を縫わずに中心部分を縫い合わせる
- もう片側のファスナーも同様に縫う
- 外表に返してファスナー端(縫っていなかった部分)をポーチの形状を整えながらかがって縫う
- 内袋の縫代部分を内側に折り込んで外袋(ファスナー付き)に縫い付ける
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