こんにちは。
今回はできるだけ簡単に、顔のサイズに合った、立体マスクの作り方を考えてみました。
自分の好きな大きさで作れるわけですね!
型紙使って作るマスクに比べるとフィット感は劣りますが、顔のサイズを2カ所計測するだけの、シンプルな作り方を検討してみたので紹介します。
今回の立体マスクの特徴
ポイントは、
- 顔のサイズに合わせて作る
- 型紙なしで作る
- 直線縫いで作る
立体マスクといっても、マスク中央に1カ所タックを入れるだけの簡単な作り方なので、型紙(カーブラインのある)から作るマスクに比べるとフィット感はやや落ちますが、とにかく簡単に作れます。
これまでに試作したマスクの作り方や型紙は、こちらの記事を参考にどうぞ
長方形の生地を使うので、切り落とした無駄になるハギレが出にくいのも利点かもしれません。
作り方について簡単にまとめたYouTube動画もあります。動画は2分半です。
型紙いらず、顔のサイズ2カ所を計測
型紙なしですが、顔のサイズを2カ所計測し、その値から長方形の布のサイズを決める作業は必要になります。
マスクサイズの決め方
計測する箇所
- 作りたいマスクの縦長(下の図でAC)
- 目の間から鼻の頂点を通り、顎先までの長さを目安に計測
- この長さがマスクのタックを伸ばした時のマスクの縦の長さになる
- 目の間~耳たぶの下(下の図でAB)
- このサイズの3分の2程度がマスクを横半分に折った時の長さになる
用意する布は長方形4枚
測定した値をもとに計算して、マスクの本体と、ゴム通し部の内布として使う生地を準備します。
マスク布のサイズの決め方
- 本体:2枚
- 横:AB✕2/3✕2+2㎝
- 縦:AC+2㎝
- ゴム通し部内布:2枚
- 横:6㎝程度
- 縦:ACー2✕タック幅+2㎝
- タック幅=AC✕1/7(または1/6)
プラス2㎝は、縫代分なので好みで変えてOK。
縫代と縫製ラインの印付けについて
今回、布を長方形にカットし、縫代は端から1㎝を目安に作業したので、縫い線をチャコペンで書き込む作業も省略しています。ただし、タックを縫う際など、縫製途中で目安に印付けした方が無難な箇所もあります。
タック幅
タックはマスク中央に1カ所だけ入れる構造にしています。
タックの幅はマスク縦の長さの1/7~1/6程度にすると、バランスよく仕上がりました。今回のサンプルの場合マスク縦の長さ(計測値AC)は14㎝なので、タック幅は1/7の2㎝にしています。
直線縫いするだけの簡単作業
縫うのは直線のみです。手縫いでもミシン縫いでもそんなに時間はかからず作業できます。
ただし、タック部分は特に、返し縫いしておいた方が綺麗に仕上がります。
所要時間
30分~1時間程度(個人差はあります)
ミシンでも手縫いでもOK
必要な材料・道具
材料
生地の必要量は作りたいサイズによって違いますが、今回作った一般的な大人サイズの例を目安に書いておきます。
- マスク本体の布:長方形の布2枚(ガーゼ生地など) 例)16✕22㎝を2枚
- ゴム通し部内布:長方形の布2枚(マスク本体と別の布でもOK) 例)6✕12㎝を2枚
- ゴム:20~25㎝程度が2本
- 糸
道具
- 針、まち針
- 定規(顔サイズを測る際はメジャーなどもあるとよい)
- チャコペン
- はさみ
ミシン縫いでも手縫いでもOK
作り方
- サイズを測る
- 本体、ゴム通し部内布を各2枚カットする
- マスク本体2枚それぞれにタックをつくる
- マスク本体1枚を、長辺を合わせて半分(中表)に折る
- 輪からタック幅分内側に、中心線を垂直にまたぐように6㎝直線で縫う
- タック部分の縫い始め、縫い終わりは返し縫いをしっかりしておく
- マスク本体とゴム通し部内布を縫い合わせる
- マスク本体をタックを片側に倒して開く
- 本体の中心にゴム通し部内布を中表に重ねる
- 本体、ゴム通し部内布が重なってる上下を布端から1㎝ラインで縫う
- 外表に返す
- マスク本体2枚を中表に合わせ両サイドを縫い合わせる
- ゴム通し部内布を縫い合わせた本体2枚を中表に重ねる
- タックは同じ側に倒しておく
- 本体両サイドを布端から1㎝ラインで縫い、縫代を開く
- ゴム通し部内布を縫い合わせた本体2枚を中表に重ねる
- ゴム通し部を両サイドに整え、マスク上下を縫う
- ゴム通し部を両サイドに整える
- 両サイドのゴム通し部(内布がついている部分)以外のマスク上下をそれぞれ布端から1㎝ラインで縫う
- 外表に返し両サイド、上下にステッチをかける
- ゴム通し部から外表に返し、形を整える
- マスク上下は端から0.2~0.5㎜、マスク左右は端から2~3㎝のラインにステッチをかける
- ゴムを通す
完成です
コメント