今回は、急遽!
娘がマークシート試験用に長い鉛筆が入る筆箱を欲しがったので、長めのペンケースを作ってみました!
たしかに、長い鉛筆が入らない筆箱ってあるよね!
そう!だから今回はとにかく、簡単で、すぐできることを意識して、長めのペンケースを作ってみたので紹介します!
今回のペンケースの特徴
今回のペンケースの特徴は、ファスナー付けが楽、型紙がいらない、縫う回数が少ない(返し口をとじることをのぞけば、直線縫いを6回)!ということ。
それを可能にするのが、作りたいサイズのファスナーに合わせて長方形の布を用意するという作り方。
縫代の始末やファスナーの端の処理などの面倒さがなくて、楽で速い割に、内側の布も付いて仕上がりは綺麗だと思います。
実は、私はファスナーを縫うのが苦手で…。内布をつける場合はさらに面倒に感じます。ファスナーの端の始末とか、作る物によっては難しいと感じることも多く、上手くできなくて苦手意識が強いです。でも、今回の方法だと本当に速いし楽です。手芸初心者でも、気楽にチャレンジしやすいと思います。
平坦な構造でシンプルな仕上がりですが、使うファスナーの長さや生地を変えたり、ケースの幅を変えたり、飾りも好みでつけてみたら、シンプルな構造だからこそ楽しめそうに思いました。
ちなみに、ペンケースとして作りましたが、メイクグッズを入れて持ち運ぶのにちょうどよさそうでした!
作り方紹介
簡単な作り方の流れを紹介したYouTube動画はこちら。動画は3分です。
材料・道具
材料
- ファスナー 1本
- 作りたいペンケースの長さのファスナーを準備
- 外側用の布
- 内側用の布
- 外、内側用の布は同じ長方形で各1枚
- 必要な生地量は、下記参照
- 糸
型紙は不要で、必要な生地量は、使うファスナーの長さ、作りたいペンケースの幅により異なる。
作りたいペンケースの長さ ≒(ニアリーイコール) ファスナーの金具の長さ になるイメージ。
長方形の布のサイズは、以下のように決めてカットする。
- 長辺:ファスナー金具の長さ+2㎝程度(または、ファスナーの布端までの長さ)
- 短辺:作りたいペンケースの幅✕2
道具
- 針、まち針
- ミシン縫い、手縫い、どちらでも可能
- はさみ
- 定規
所要時間
目安:30分~1時間程度
個人差はあります。ペンケースが大きめで手縫いの場合はもう少し時間がかかります。
作り方
作りたいペンケースの大きさに応じて、パーツを準備する
- ファスナーを準備する
- ファスナーの金具部分の長さ:A
- ペンケースの幅を決める
- 作りたいペンケースの幅:B
- 外用、内用の2枚のパーツをカットする…長辺 (A+2㎝)、短辺 B✕2
- 決めたサイズで長方形にカットする。布端から約0.5㎝程度が縫製ラインになる。
- 型を生地に写す必要はなく、決めたサイズの長方形にカットするだけ。
外布、ファスナー、内布を重ねて一辺を縫う
- 内布(表を上)の上にファスナー(表を上)を置く
- 内布の長辺とファスナーを布端を合わせて置く
- ファスナーの上に外布を中表に重ね(裏を上)、まち針で固定する
- 内布、ファスナー、外布の3枚を重ねた状態
- 布端から0.5㎝程度のラインを縫う
- 縫い始め、縫い終わりの両端は布端から0.5㎝縫わずにあけておく
- 一辺縫製後、ファスナーはできるだけ全開に近い状態にキープしておいた方が作業しやすい
もう一辺も同様に重ねて縫う
- もう一辺も中表に合わせてまち針で固定し、同様に縫う
- 縫製後縫い目に沿って布に折り目をしっかりつける
- 折り目をつけて整えるだけでもよいが、好みでステッチをかけてもOK
内布、外布の両端(ファスナー両端)を縫う
- ファスナーを内側にして、内布、外布をそれぞれ平らに折る
- ペンケースのファスナー位置を中央にする場合は、ファスナーから等距離に折り目をつけ、その折り目をファスナーと重ねるように揃えて平らにするとよい
- 外布の両サイドとも、布端から0.5㎝程度のラインを直線縫いする
- 外布を縫う際、内布を一緒に縫わないよう気をつけて縫う
- 内布も同様に、布端から0.5㎝程度のラインを直線縫いする
- 内布の一辺は、返し口として5㎝程度縫わずにあけておく
返し口から外表に返し、返し口をとじる
- 返し口から外表に返す
- 返し口を縫ってとじ、内布を内側に入れて整える
完成です
おまけ~横長に作った場合~
- ペンケースの幅方向に好きな位置で縫い目を入れると仕切りができます。ただし、ファスナー金具の上は縫わないように注意。
- ペンケース裏面にスナップボタンをつけると、折り曲げてコンパクトにすることも可能
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