こんにちは!
今回は持ち手?がついたなまけものイメージのがまぐちポーチを作ったので紹介します。
あ!これなまけもののつもりだったんだね!笑
そうなんです、なまけもののつもりで作ったんです!
でもちょっと妖怪みたいですけど(笑)
なまけもの風がまぐちポーチの特徴
今までpp2、pp4、pp7(刀剣乱舞こんのすけ風)、pp8(おしゃれキャットマリーちゃん風)、pp9、pp10は、同じ口金サイズで製作しています。テニスボールがすっぽり入る使い勝手の良さそうな大きさです。
今回のpp13でも、同じサイズのがまぐち口金を使用しています。
今までのポーチと違うところは、
- 少し縦に長め、大きめのフォルム(テニスボール2個入る)
- 持ち手がついている(ボタン付き)
- 口金の片側が平坦な作り
持ち手の先にボタン(今回はマグネットボタンを使用しましたが、マジックテープでもなんでもOKです)をつけているので、ポーチをバッグにぶらさげることができます。
作り方の簡単な紹介動画もYouTube動画でアップしているので、よかったら参考にしてみてください。動画は3分30秒です。
気になるところ
なまけものの可愛さは、絶妙なバランスで成り立つのですね…。なんだか妖怪みたいになりました(笑)顔のパーツも微妙です…ぜひセンスのある方は可愛い目鼻の形、大きさ、位置を工夫してあげてください!
多分、もう少し体、腕と脚が長めだとバランスよくなったかと思います。でも、口金のサイズが横幅10㎝程度なので、あまり長いポーチになると中のものが取りにくくなる可能性があるので、今回はあえて丸っこくしてみました。独特のフォルムも可愛いですけど。
ただ、もし手持ちのポーチにしたければ、腕と脚は1.5~2倍の長さがあればよかったかもと思います。
ちなみに、顔の部分の生地が分厚くなると口金にはめ込む作業が大変になるので避けた方が無難ですが、体部分は綿接着芯などを重ねてボリュームを出すと、よりかわいいフォルムになると思います。
また、今回ボタンはマグネットボタンを使用したのですが、外側の生地の目が粗いと、ボタンの開閉時に生地が引っ張られて破れやすくなるので、内側に必ず補強が必要です。マジックテープなどが一番無難かもしれないです。
型紙
このポーチの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
製作時間と材料・道具
製作にかかる時間
個人差はあると思いますが、数時間~半日程度でできます。
手縫い、部分的にミシン縫い可能です。
道具
- 針
- まち針
- はさみ
- チャコペン
- 先が平らまたは尖っている金属製のもの
- 口金の中に布を押し込む際使用
- キリや目打ちを使う場合は、布に穴が開かないよう注意
- 尖っていなくても、先が薄く平らな硬い物なら代用可(スプーンの持ち手側等)
- リッパ―
- マグネットボタンを付ける場合あると便利
- 爪楊枝等、先の細いもの
- ボンドを塗り広げるために使用
そのほかに、なくてもよいがあれば便利なもの
- ペンチ、タオル
- 口金の端をつぶす
- ウェットティッシュ
- はみ出したボンドを拭き取る
材料
- 布(量は目安)色は、なまけものをイメージしたものを準備
- 外布(顔):20×22cm
- 外布(体):30×30cm
- 外布(腕脚):25✕25cm
- 内布(顔) :20✕22cm
- 内布(体):30×30cm
- フェルト(目鼻用):10×4cm
- 糸
- 口金(カーブ部分20㎝程度までのもの)
- ボンド(速乾性ではないもの)
- 紙紐:口金の長さ(今回は18.5㎝)✕2本
- 生地の厚さによっては不要(今回不使用)
- ボタンなど2セット
- 今回はマグネットボタン2セット使用、その他マジックテープ等でもOK
ポーチの内側にも布をつけるので、なまけものイメージ、好みに合わせて外、内の布を用意してください。あまり厚地のものだと口金にはめ込みにくくなります。その場合は、紙紐を使わずに仕上げてもよいかもしれません。
今回紹介しているサンプルは口金カーブ部分18.5㎝。型紙pp13-220224のカーブ部分は20㎝のため、端が1㎝弱余って隙間ができます。余った部分は後から縫い合わせて調整することもできます。
体をふんわり仕上げたいときは、外布の体、腕、脚にボリュームのある接着芯などを使用してください。
作り方
簡単な作り方の流れはYouTube動画でも紹介しているので、よかったら参考にしてください。動画は3分30秒です。
パーツを準備
- 生地の裏に型紙(合印も)を写す
- 顔、腹側顔・・・外布内布各1枚
- 背側体・・・外布内布各3枚
- 腹側体・・・外布内布各1枚
- 腕、脚・・・外布各4枚
- 目、鼻・・・目2枚、鼻1枚
- 縫代を0.5~1cm程度確保してカットする
- 目、鼻パーツは縫代なしでカット
腕、脚をつくる
- 腕、脚それぞれ各2枚を中表に合わせ、U字に縫う
- 腕、脚の先にマグネットボタンをつける(腕、脚の左右にボタンの凹凸をそれぞれつける)
- リッパ―等で先端から1cm程度の位置に切り込みを入れる
- マグネットボタンの足(爪)を外から内側にはめこむ
- 補強の布にも切り込みを入れてマグネットボタンの足(爪)を折り曲げる
背側、腹側パーツをそれぞれつくる
- 背側体3枚を縫い合わせる(3枚を1枚の扇上に広がる形に)
- 縫い合わせた背側体と顔を中表に合わせて縫う
- 腹側顔と腹側体を中表に合わせて縫う
- 内布も外布と同様に縫う
内、外袋をつくる
- 外布の腹側と背側の間に腕、脚を挟んで体部分を縫い合わせる
- 腕、脚はボタンの重なり方に注意して、腹側体の合印を目安にしつけ糸で固定しておく
- 腹側と背側が中表になるように重ね、体側の周囲を縫う
- 内布も腹側と背側を中表に合わせ、体側の周囲を縫う
顔にパーツを縫い付け、内・外袋を縫い合わせる
- 顔にパーツを縫い付ける
- 口金にはめ込んでから縫い付けてもOK
- 先に縫い付ける場合は、口金にはめ込む部分に生地が重ならないようにする
- 内袋と外袋を中表に重ね、顔側を縫う
- 外袋の中に内袋を入れる
- 顔側の一部(10cm程度)を返し口として縫わずにあけておく
- 返し口から外表に返し、返し口をとじる
- 口金に隠れる部分なので、返し口はざっくり縫い合わせるのでOK
口金をつける準備をする
- 紙紐、本体の中央部分に印をつける
- 紙紐、本体ともに半分に折って中央に印をつける
- 厚みのある生地の場合紙紐は使用しなくてもOK
- 口金の内側にボンドを塗り広げる
- 口金の汚れを拭き取る
- 口金の外にはみ出たボンドはウェットティッシュですぐに拭くと口金が汚くならない
口金にボンドをつけるポイント
ボンドは溝の内側に薄めに、全体にしっかり塗り広げるのがポイント!
ボンドは乾き始める頃にしっかり接着するので、慌てずにゆっくり作業して大丈夫!
溝にたっぷりボンドを入れすぎると布を押し込んだときにあふれて布が汚れるので、爪楊枝などの先にボンドをつけて、少しずつ塗り広げる!
口金をつける
- 口金の中央部分に本体の中央部分をはめ込む
- 本体と一緒に紙紐を押し込む(紙紐を使用しない場合は布本体を直接押し込む)
- 先の硬いもので布を押さえつけながら奥に押し込むように紙紐をはめ込む
- 中央から左右に少しずつはめ込んでいく
- 中央から左、右と少しずつ作業することで、はめ込む時本体のずれがおこりにくい
- 縫代が重なっている部分に紙紐が入りにくい時は厚みのある部分のみ、紙紐カットしてもOK
- 端までしっかりはめ込み、反対側も同様に作業する
- 口金の端をペンチで押さえて凹ませる(省略可)
- 口金の端部分は布が外れやすいため、挟んで凹ませておくとしっかり固定できる
- タオルを挟んでペンチで凹ませると傷つきにくい
口金の端部分の始末
使用する口金によっては、口金端の下の隙間が大きくなるので、気になる場合は縫ってとじるとよい。
口金サイズにぴったり合わせた型紙を作ってもよいが、少しゆとりをもって作ってある方が口金にはめ込む作業は易しいので、初心者は 口金カーブの長さ < 型紙のカーブの長さ の方が作業しやすいと思います。
完成です
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