今回はがまぐち口金を使ってクマのポーチをつくってみました!
前回のファスナーポーチに続いて、今度はがまぐちなんだね!楽しみです。
クマのつもりで、パグ犬のようになってしまった、若干失敗気味の作品ですが、娘は可愛いと言ってくれたので紹介しておきます。笑
くま顔のがまぐちポーチの作品画像・動画
今回もテニスボールがすっぽり入る使い勝手の良さそうな大きさです。同じ型紙で作った色違いの本体に、がまぐち口金とファスナーをそれぞれつけてみました。
作り方の簡単な紹介動画もYouTube動画でアップしているので、よかったら参考にしてみてください。
動画は3分40秒です。
気になるところ
型紙を作る際、前回(pp1-200620)より頭中央の長さをやや短く、幅も短くしました。サイドの頭パーツも2つに分けてみました。
結果・・・絶壁のパグ犬になりました。涙
それはそれで可愛いんですけど、
鼻が尖っているけど下顎が幅広になっているのでパグっぽくなったと思われます。後頭部が絶壁なのも、もう少し頭中央の型紙の長さを確保して、頭後ろの型紙も幅を持たせた方が丸っこくできた気がします。
前回作ったクマ顔ファスナーポーチは下の記事
口金のサイズ(18.5㎝)と、型紙のサイズ(20㎝)に差があるので、口金の端下に隙間ができてしまうのですが、本体布にゆとりがある方が口金にはめ込む作業が断然楽でした。型紙の形にもよりますが、隙間ができて気になる場合は後から縫って閉じるくらいの方が、がま口ポーチをつくる初心者の方には作業しやすくてよいかもしれないなと思いました。
型紙
このポーチの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
製作時間と材料・道具
製作にかかる時間
個人差はあると思いますが、数時間~半日程度でできます。
手縫い、ミシン縫いどちらでも可能です。
道具
- 針
- まち針
- はさみ
- チャコペン
- 先が平らまたは尖っている金属製のもの
- 口金の中に布を押し込む際使用
- キリや目打ちを使う場合は、布に穴が開かないよう注意
- 尖っていなくても、先が薄く平らな硬い物なら代用可(スプーンの持ち手側等)
- 爪楊枝等、先の細いもの
- ボンドを塗り広げるために使用
そのほかに、なくてもよいがあれば便利なもの
- ペンチ、タオル
- 口金の端をつぶす
- ウェットティッシュ
- はみ出したボンドを拭き取る
材料
- 糸
- 布(量は目安)←厚地だと口金にはめ込みにくいので注意
- 外布:58㎝✕11㎝
- 内布:58㎝✕11㎝
- 口金(カーブ部分20cm程度までのもの)
- ファスナーでも可(20㎝程度のもの)
- 型紙pp2-200625ではカーブ部分20㎝
- ボンド(速乾性ではないもの)
- 紙紐
- 口金の長さ✕2本
- 刺繍糸・ボタンなど(顔を作る場合必要)
ポーチの内側にも布をつけるので、好みに合わせて外、内の布を用意してください。あまり厚地のものだと口金にはめ込みにくくなります。その場合は、紙紐を使わずに仕上げてもよいかもしれません。
今回紹介しているサンプルは口金カーブ部分18.5㎝。型紙pp2-200625のカーブ部分は20㎝のため、端が1㎝弱余って隙間ができます。余った部分は後から縫い合わせて調整することもできます。
作り方
簡単な作り方の流れはYouTube動画でも紹介しているので、よかったら参考にしてください。動画は3分40秒です。
型紙を準備する
テディベアの頭部の上部が開口するように型紙を作ってください。がまぐち口金のサイズに合わせた型紙の作り方は、いつか紹介できたらよいなと思ってます。
今回試作したpp2-200625は無料で使用いただけます。
布に型紙をうつし裁断する
- 布の裏面に、縫代を0.5~1㎝程度確保して配置し、合い印もしっかり写す
- 外布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)、耳(4枚)
- 内布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)
- 縫代を0.5~1㎝程度確保して布をカットする
頭前後のパーツを縫い合わせる
- 頭前と頭後を中表に合わせ、▲-♥部分を縫い合わせる
- 縫代を開く
左右対称に各1セット作る。外布、内布ともに同様に作る。
頭中央と頭を縫い合わせる
- 頭(前後)と頭中央を中表に合わせ、下の図の順に縫い合わせる
- 角度がついている箇所は、縫いながら縫代に切込みを入れると縫い進めやすい
- 頭左右とも同様に縫い合わせる
- 縫代カーブ部分に切込みを入れる
- 外表に返した時、形を整えやすい
- 外表に返し形を整える
外布、内布ともに同様に作る。
耳をふたつ作る
- 耳2枚を中表に合わせて山部分を縫う
- 縫代カーブ部分に切込みをいれる
- 返し口から外表に返し、返し口をとじる
顔(目、鼻、口など)を刺繍する
顔の刺繍などは、好みに応じて好きなように!もし刺繍するなら、内布を縫い付ける前にすると糸の始末などがしやすいです。
参考までに今回の顔は
- 目にボタンをつける
- ボタン位置はまち針で仮固定しながらバランスを見て決める
- 鼻の刺繍をする
- 逆三角形になるよう刺繍
- 口の刺繍をする
- なくてもOKだが、人の字の形になるよう刺繍(図参照)
内袋・外袋を縫い合わせる
- 内袋と外袋を中表に合わせる
- 合印等ずれないようにしっかり合わせる
- 頭中央の一部を返し口として開けて、縫い合わせる
- 外表に返し、返し口を閉じる
- 口金の中に隠れるので、縫い目が見えてもOK
口金をつける準備をする
- 紙紐、本体の中央部分に印をつける
- 紙紐、本体ともに半分に折って中央に印をつける
- 口金の内側にボンドを塗り広げる
- 口金の汚れを拭き取る
- 口金の外にはみ出たボンドはウェットティッシュですぐに拭くと口金が汚くならない
口金にボンドをつけるポイント
ボンドは溝の内側に薄めに、全体にしっかり塗り広げるのがポイント!
ボンドは乾き始める頃にしっかり接着するので、慌てずにゆっくり作業して大丈夫!
溝にたっぷりボンドを入れすぎると布を押し込んだときにあふれて布が汚れるので、爪楊枝などの先にボンドをつけて、少しずつ塗り広げる!
口金をつける
- 口金の中央部分に本体の中央部分をはめ込む
- 本体と一緒に紙紐を押し込む
- 先の硬いもので布を押さえつけながら奥に押し込むように紙紐をはめ込む
- 中央から左右に少しずつはめ込んでいく
- 中央から左、右と少しずつ作業することで、はめ込む時本体のずれがおこりにくい
- 縫代が重なっている部分に紙紐が入りにくい時は厚みのある部分のみ、紙紐カットしてもOK
- 端までしっかりはめ込み、反対側も同様に作業する
- 口金の端をペンチで押さえて凹ませる(省略可)
- 口金の端部分は布が外れやすいため、挟んで凹ませておくとしっかり固定できる
- タオルを挟んでペンチで凹ませると傷つきにくい
口金の端部分の始末
使用する口金によっては、口金端の下の隙間が大きくなるので、気になる場合は縫ってとじるとよい。
口金サイズにぴったり合わせた型紙を作ってもよいが、少しゆとりをもって作ってある方が口金にはめ込む作業は易しいので、初心者は 口金カーブの長さ < 型紙のカーブの長さ の方が作業しやすいと思います。
耳をつける
- 耳をつける位置を決める
- 耳は顔側につけても、後頭部側につけてもOK
- 耳の両端→中央の順番で縫い付ける
完成です
がまぐち口金ではなく、ファスナーポーチにしたい場合は、内袋、外袋をそれぞれ縫った後にファスナーを取り付けてください。
pp2-200625の型紙を使用する場合、ファスナーは20㎝のものでちょうどです。
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