久々に、完成後、嬉しくてテンションがあがる作品ができました!
うまくできればいいなぁって程度に作り始めたこんのすけ(好きなゲーム、アニメのキャラクター)のがまぐちポーチ・・・刺繍が雑で下手だけど、それでも可愛い。作ってよかった!
ほー!こんのすけは、クマじゃなくて、キツネなんだね!
それで前回もテディベアの作り方でキツネっぽい顔を作ろうとしていたわけか!納得(笑)
私ゲームしないんですけど、こんのすけの出てくる刀剣乱舞だけは、5年続いておりまして。先日5周年を迎えたので、記念にこんのすけを作ろうと思い立ったわけです。
前回のキツネ風テディベアは微妙な仕上がりでしたが、今回はこんのすけに近づけた気がする!
というか、こんのすけが可愛いので、ポーチも可愛い。
油揚げいっぱいあげたい気分です。
こんのすけのがまぐちポーチの作品画像・動画
今回もテニスボールがすっぽり入る使い勝手の良さそうな大きさです。以前作ったpp2、pp4と同じ口金を使い、くま顔をベースに、こんのすけの頬横が尖る感じの型紙に調整してみました。耳もかなり大きめです。
作り方の簡単な紹介動画もYouTube動画でアップしているので、よかったら参考にしてみてください。
動画は約6分半です。
以前作ったくま顔ポーチは下の記事を参考にしてみてください。
口金にはめ込む作業のポイントなども書いてます。
気になるところ
今回作ってみて、難しいかもと思うポイントが2つあります。
口金にはめ込む作業
今回、ポーチの中が空洞でも、こんのすけの顔の形状が保てるようにしっかりした生地を使いたいなと思い、厚すぎないキャンパス生地を外布に使用してみました。(柔らかい生地だとへなへなのこんのすけになってしまう)
立体の顔型ポーチの場合、分厚いところで生地が4重になってしまうため、口金にはめ込む作業がやや難しくなります。
がまぐちポーチ、がまぐち財布作りに慣れていない場合は、ちょっと苦労するかもしれないので、分厚い生地の部分だけ紙紐を入れずに作るか、薄地生地にかための接着芯を貼って作るか工夫した方がよいかもしれません。
顔の刺繍
今回、顔と耳はフェルトと刺繍糸を使ってこんのすけらしい顔作りをしてみました。もっと他に綺麗な作り方があるかもしれません。基本的に面倒くさがりで雑なので、一番楽ちんなやり方を選択してしまいます…。
フェルトは毛がふわふわしていろんなところに着いてしまうのがネックですが、切りっぱなしで始末が楽なので作業が速いですね!
刺繍は今回6本取り(市販の刺繍糸そのまま使うと、大抵は6本だと思います)で、鼻、口、模様を埋めるようにシンプルにサテンステッチしただけです。
一番難しいかも、と思うのが、その刺繍の前段階の顔パーツや模様のかき込みです。フリーハンドです。こんのすけの画像を参考にしながら外袋が立体になった時点で、この辺に目かな?とか思いながら描いていきます。とりあえず水で消せる(時間が経つと消える)チャコペンなる、便利道具を使うので、失敗してもやり直せばいいやと気楽にやっちゃうしかないです。
手芸好き、こんのすけ好きな方は、きっともっと綺麗な作り方をするんだろうと思います。でも私はこの雑な作りのこんのすけでも、十分可愛いので、大満足です。笑
型紙
このポーチの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
2020/10/28 こんのすけ風ポーチの型紙でおしゃれキャットのマリーちゃんを作ってみました。
製作時間と材料・道具
製作にかかる時間
個人差はあると思いますが、1~2日程度でできます。
刺繍等細部をより丁寧に作業すれば、1日では厳しいかもしれません。
道具
- 針
- まち針
- はさみ
- チャコペン(水で消せる・時間経過で消えるタイプのもの)
- 先が平らまたは尖っている金属製のもの
- 口金の中に布を押し込む際使用
- キリや目打ちを使う場合は、布に穴が開かないよう注意
- 爪楊枝等、先の細いもの
- ボンドを塗り広げるために使用
そのほかに、なくてもよいがあれば便利なもの
- ペンチ、タオル
- 口金の端をつぶす
- ウェットティッシュ
- はみ出したボンドを拭き取る
材料
- 布(量は目安)←厚地だと口金にはめ込みにくいので注意
- 外布(白系):30㎝✕40㎝
- 内布(好み):30㎝✕30㎝
- 口金(カーブ部分18㎝程度のもの)
- ファスナーでも可(20㎝程度のもの)←こんのすけの雰囲気から遠ざかるかも
- フェルト(黄、橙系、赤、黒、各少量)
- 紙紐:口金の長さ(今回は18.5㎝)✕2本
- 糸、刺繍糸(黒、青、赤、各少量)
- ボンド(速乾性ではないもの)
生地選びについて
今回、しっかり形状を保つポーチにするため、外布には、やや薄めのキャンパス生地を使用。ポーチの内側にも布をつけるので、好みに合わせて内の布を用意してください。あまり厚地のものだと口金へのはめ込み作業が少し難しくなります。
紙紐を使わずに仕上げるか、薄地生地にかための接着芯を貼ってみてもよいかもしれません。
がまぐち口金について
今回紹介している作品サンプルは口金カーブ部分18.5㎝。型紙pp7-200917のカーブ部分は20㎝のため、端が1㎝弱余って隙間ができます。この余った部分を後から縫い合わせるように作ることで、こんのすけの頬横の尖り部分ができます。市販の口金を使用する場合は口金18㎝程度のものが最適だと思います。
ファスナーについて
また、がまぐち口金を使用せず、ファスナーポーチにすることも可能ですが、おそらく横に扁平な顔になるため、こんのすけの雰囲気は出しにくいかもしれません。
作り方
簡単な作り方の流れはYouTube動画でも紹介しているので、よかったら参考にしてください。動画は約6分半です。
布に型紙をうつし裁断する
こんのすけの頭部の上部が開口するように型紙を作ります。今回試作したpp7-200917は無料で使用いただけます。
- 布の裏面に、縫代を0.5~1㎝程度確保して配置し、合い印もしっかり写す
- 外布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)、耳(4枚)
- 内布:頭前、頭後ろ(対称に各1枚)、頭中央(1枚)
- 縫代を0.5~1㎝程度確保して布をカットする
- フェルトに型を写し、縫代なしでカットする
- 耳パーツ:赤い部分(2枚)、黄色い部分(4枚)
- 目パーツ:黄色い部分(2枚)、黒い部分(2枚)
頭前後のパーツを縫い合わせる
- 頭前と頭後を中表に合わせ、▲-♥部分を縫い合わせる
- 縫代カーブ部分に切込みを入れて開く
左右対称に各1セット作る。外布、内布ともに同様に作る。
頭中央と頭を縫い合わせる
- 頭(前後)と頭中央を中表に合わせ、下の図の順に縫い合わせる
- 角度がついている箇所は、縫いながら縫代に切込みを入れると縫い進めやすい
- 頭左右とも同様に縫い合わせる
- 縫代カーブ部分に切込みを入れる
- 外表に返した時、形を整えやすい
- 外表に返し形を整える
外布、内布ともに同様に作る。
かための生地だと縫代が開きにくいので、今回は外布のみ縫代部分を開いておさえるようにステッチをかけてみた。ステッチしなくても問題はなし。
耳をふたつ作る
- 耳2枚を中表に合わせて山部分を縫う
- 縫代カーブ部分に切込みをいれる
- 角部分(耳先、耳底の角)の余分な縫代はカットしておく方がよい
- 返し口から外表に返し、返し口をとじる
- 黄色フェルトを耳の山部分にかぶせるように前後2枚ではさみ縫い付ける
- 赤い耳で隠れる部分(耳の片面)は縫わなくてもよい
- 赤フェルトを縫い付ける
目をふたつ作る
- 黄色いフェルトに黒いフェルトを縫い付ける
- 黒いフェルトの上に白い丸を刺繍する
- 中央寄りに小さめの白丸
- 左上にやや大きめの白丸
顔を刺繍する
刺繍は生地に直接かき込んだ下書き部分を埋めるようにサテンステッチ(他の刺繍方法でもよい)する。順番も自由だが、まず目を縫い付けてから、中心から外に向かってバランスをみながら刺繍するのが無難。
- 消えるチャコペンを使い、フリーハンドで外袋の表側に顔のパーツ、刺繍の下書きをする
- 目を縫い付ける
- 鼻、口、目の横、頬、おでこ周辺の模様を刺繍する
内袋・外袋を縫い合わせる
- 内袋と外袋を中表に合わせる
- 合印等ずれないようにしっかり合わせる
- 頭中央の一部を返し口として開けて、縫い合わせる
- サイドの縫代部分を少しカットしておく
- 外表に返し、返し口を閉じる
- 口金の中に隠れるので、縫い目が見えてもOK
- 縫代が重なる部分4カ所は、厚い場合上から押さえるように縫っておく
口金をつける準備をする
- 紙紐、本体の中央部分に印をつける
- 紙紐、本体ともに半分に折って中央に印をつける
- 口金の内側にボンドを塗り広げる
- 口金の汚れを拭き取る
- 口金の外にはみ出たボンドはウェットティッシュですぐに拭くと口金が汚くならない
口金にボンドをつけるポイント
ボンドは溝の内側に薄めに、全体にしっかり塗り広げるのがポイント!
ボンドは乾き始める頃にしっかり接着するので、慌てずにゆっくり作業して大丈夫!
溝にたっぷりボンドを入れすぎると布を押し込んだときにあふれて布が汚れるので、爪楊枝などの先にボンドをつけて、少しずつ塗り広げる!
口金をつける
- 口金の中央部分に本体の中央部分をはめ込む
- 本体と一緒に紙紐を押し込む
- 先の硬いもので布を押さえつけながら奥に押し込むように紙紐をはめ込む
- 中央から左右に少しずつはめ込んでいく
- 中央から左、右と少しずつ作業することで、はめ込む時本体のずれがおこりにくい
- 縫代が重なっている部分に紙紐が入りにくい時は厚みのある部分のみ、紙紐カットしてもOK
- 端までしっかりはめ込み、反対側も同様に作業する
- 口金の端をペンチで押さえて凹ませる(省略可)
- 口金の端部分は布が外れやすいため、挟んで凹ませておくとしっかり固定できる
- タオルを挟んでペンチで凹ませると傷つきにくい
- 口金下の袋の隙間を縫い合わせる
- 隙間が気にならない大きさならそのままでOK
耳をつける
- 耳をつける位置を決める
- 耳は顔側につけても、後頭部側につけてもよいが、耳がかなり大きいので後頭部側の方が無難
- 耳裏側、表側(赤い方)両方とも本体に縫い付ける
完成です
説明がわかりにくかったらすみません。みてくれてありがとうございます。
可愛いと思えるキャラクターのポーチを持ってるだけで、楽しくなるね!
ついつい、油揚げに見たてた黄色いミニタオルをポーチに入れて、ハグーって言ってる妄想をしてしまいます。笑
癒やしって大事ですね。また癒やされる、楽しい作品を作りたいです。
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