今回は、4枚のパーツで作るクマのぬいぐるみに、手がくっつくように(ぴたぬいみたいな感じ)磁石を入れてみました。
抱えてる姿が可愛いね!
顔もつくってみたので、わりと可愛いクマさんになった気がします。まだ改良の余地がありますが、試作してみた型紙と作り方を紹介します。
手がくっつくクマのぬいぐるみ(4枚パーツ)について
4枚パーツのクマのぬいぐるみは、縫うのが楽なので、以前作った4枚パーツのクマの中でも、割と形が無難にできたps15をベースに、少し腕を伸ばし、ひとまわり全体を小さくして、型紙を作ってみました。手の先にマグネット(100均の超強力マグネット使用)を入れると、ペンやスプーン、眼鏡など、直径1㎝程度の太さのものなら、抱えるように持つことができます。
ついでに、目玉パーツをつけ、鼻と口も刺繍してあげたので、表情ができて可愛いぬいぐるみになりました。
ペン等を持たせて飾ってもいいし、冷蔵庫にくっつけても、カーテンを挟んでカーテンクリップにしてもよさそうです。
「ぴたぬい」っていういろんなキャラクターのぬいぐるみがあるらしいのですが、あんな感じで、飾って可愛い、実用性もあるものが理想です。可愛く作るには、微妙な長さ、大きさのバランスが必要なんだなぁと思います。
気になるところ
今回気になったのは、腕の長さとお尻・脚のバランスです。
腕の長さ
以前作った4枚パーツのクマのカーテンクリップ(ps17)は、手足が少し長いので、今回の腕の長さくらいが、物を抱えるポージングが可愛く見えるギリギリのラインかなぁと思います。
以前作ったps15、カーテンクリップになるps17の型紙、作り方はこちらの記事です
ただ、今回の腕の長さだと、直径1㎝以上のものを抱えさせることが難しいかもしれません。太めのものを抱えさせたい場合は、胴体に詰める綿を少し減らすか、腕の長さを調整した方がよさそうです。
座りの安定性
脚の付け根部分にあまり綿を詰めないようにすることで、座位がとりやすくなっています。ただ、お尻の部分がもう少しどっしりした方が、座り姿勢が安定するかも、と思います。脚の付け根部分に綿があると、クマが後に倒れやすくなるので、綿を詰める際は極力脚の付け根に入れないようにした方がよさそうです。
型紙
このクマっぽいぬいぐるみの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
材料・道具
材料
- 生地(目安量):20㎝✕30㎝
- 糸、綿:適量
- 超強力マグネット(小さめ):2個(今回はダイソーの超強力マグネットを使用)
- 腕の先に入れられる、1㎝程度までのもの
- 磁力の弱いものだと布越しで手をくっつけることができません
- 顔用の目玉パーツ、刺繍糸等
- 今回は直径6ミリ程度の目玉パーツ2個使用
道具
- 針、まち針
- はさみ
- チャコペン
- 棒状のもの
- 外表に返したり、綿を詰める際、棒状のものを使うと手足の先の作業がしやすい
所要時間
個人差はあると思いますが、数時間~半日で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約2分半です。
- 4枚のパーツを準備する
- 体前、後ろそれぞれ対称に各1枚準備
- 縫代は0.5㎝程度確保してカットする
- 体前、体後ろのそれぞれのパーツを中表に合わせ、体の中心側を縫い合わせる
- ●から◎(二重丸)までを縫う
- 体後ろについては、■ー■の返し口ラインは縫わずに開けておく
- 縫代カーブ部分に切込みを入れて開く
- 縫い合わせた体前と体後ろを中表に合わせ、周囲を全て縫い合わせる
- 縫製した体周囲の縫代に切込みを入れる
- 手、足先のカーブ部分は切込みまたは、縫代部分を少し切り落としてもよい
- 耳、首、腕、脚の付け根は角度がきついので、切込みをしっかり入れる
- 背中の返し口から外表に返す
- 手や足、耳の先は棒状のものを使って形を整えるとよい
- 手の先に磁石を入れて腕に綿を詰める
- 手の先、体の前側に磁石を入れ、磁石が動かないように綿をきつめにしっかり詰める
- 腕以外の全体に綿を詰める
- まず脚と耳に綿を詰めた後、残りの部分に綿を詰める
- 腕、脚の付け根部分は綿を詰めすぎない(詰めない方が、ポージングしやすく、座らせやすい)
- 目の位置を凹ませる
- 目の位置を決めて消えるチャコペンなどで印をつける
- 目と顎下に糸を引き気味に2~3往復し、目の位置に凹みをつくる
- 針は背中の返し口から入れ、玉どめ、玉結びは背中の綿の中に隠れるようにするとよい
- 顔を作る(好みでOK)
- 目玉パーツを縫付け、鼻、口を刺繍糸でつくる
- 背中の返し口をとじる
完成です
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