今回は、ちょっと変わった、可愛いテディベアが作りたくて、ペットボトルにしがみつくテディベアを作ってみました!
本当だ!テディベアが、まるで「これ、僕のだから勝手に飲まないで!」ってペットボトルを守ってるみたい(笑)
突然思いついて、失敗するかもと思いながら作ってみたけれど、想像以上に可愛いテディベアになった気がします!
ペットボトルにしがみつくテディベアについて
家庭や職場で、自分のペットボトルか人のペットボトルかわからなくなること、ありませんか?
私は娘の飲みかけのものか、私の飲みかけのものかわからなくなることがよくあります。
このペットボトルは私のです!って、目立つ、可愛いマークができたらいいなぁと思って、試しにペットボトルにしがみつくテディベアを作ってみました。
しがみつけるように、腕の先にスナップボタンがついている上に、首がぶらぶらしていて、頭の内側にキャップがはめこめる構造なので、逆さにしてもしっかりしがみついてくれます。
必死でしがみついてる姿が可愛すぎて癒やされます。笑
写真だけではイメージ沸きにくいかもしれませんが、必死でしがみつく様子を動画にしているので、興味のある方はのぞいてみてください。
気になるところ
頭にキャップがはめこめる構造にするため、やや頭が大きめで四角くなりました。綿もパンパンに詰め込めないので、普通のテディベアよりはふんわり柔らかい頭になっています。でも、刺繍がしにくいということもなく、この頭の形が苦手というのでなければ、顔のパーツを工夫することで自分好みのベアができそうです。
ペットボトルにしがみつかなくても、一人でちゃんと立つこともできます。(バランスを整えてあげれば)ただ、首が糸で胴体とつながっているだけなので、首をしっかり胴体の上に乗せてあげないと、首がもげそうな姿勢になります。笑
今回は刺繍糸を使いましたが、平らな紐状のものでつなげてあげるのもよいかもです。
キャップと頭内側の穴のサイズですが、一般的なペットボトルの蓋は円周が約10㎝程度のようだったので、頭内側の穴の円周は10.5㎝程度にしてみました。(頭内側の型紙は底辺3.5㎝✕3枚)きつすぎることも、緩すぎることもなく、ちょうどよいサイズです。ただ、頭に綿を詰める際に、たくさん入れすぎるときつくなるかもしれません。綿を詰める際は、作業の途中に、蓋を使って確認、調整した方が安心です。
型紙
このテディベアの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
同じ型紙を使ってペットボトルではなく、ノズルのついたポンプに装着できるテディベアを作ってみた記事はこちら
材料・道具
材料
- 生地(目安量)
- 外布用:40㎝✕25㎝
- 頭内側:5㎝✕15㎝
- 頭内側用の生地は外側と同じでもOK
- 糸、刺繍糸、綿:少量
- 目にボタンを使う場合は好みのものを準備
- 刺繍糸は顔の刺繍用、頭と胴をつなげるために使用
- スナップボタン1セット
- スナップボタンの代わりにマジックテープ等でもOK
道具
- 針、まち針
- ぬいぐるみ用の長い針
- 顔の刺繍時や手足を胴に縫い付ける際は、少し長めの針があると便利
- はさみ
- チャコペン
- 消えるタイプのものが便利
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日程度で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は4分半です。
型紙を準備する
今回ペットボトルにしがみつくテディベアとして作ったサンプル型紙はps8です。素人作品ですが、型紙使用の注意事項等ご確認の上、PDFをダウンロードしてご利用ください。
このテディベアの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
布に型紙をうつし裁断する
布の裏面に、縫い代を0.5センチ程度確保して配置し、合印もしっかりとうつします。
- 頭:対称に各1枚
- 頭中央:1枚
- 頭内側:3枚
- 耳:4枚
- 胴:対称に各1枚
- 脚:対称に各2枚
- 腕:対称に各2枚
頭部をつくる
頭外側を縫う
- 頭2枚を中表に合わせ、鼻下のラインを縫う
- カーブ部分の縫代に切込みを入れて開く
- 切込みを入れる際、糸を切らないよう注意
- 頭(片側)と頭中央を中表に合わせ、鼻から後頭部に向けて縫い合わせる
- 角度がついている部分は縫いにくいため、縫代に切込みを入れながら縫い進める
- もう一方の頭と頭中央も同様に縫い合わせる
- カーブ部分の縫代に切込みを入れ、鼻先の縫代をカットする
頭内側を縫う
- 頭内側の3枚の内、2枚を中表に合わせて山の1辺を縫う
- 縫い合わせたカーブラインの縫代に切込みを入れて開く
- もう1枚も中表に合わせて山部分を縫い、縫代に切込みを入れてドーム型にする
頭外と内を縫い合わせ、綿を詰める
- 頭と頭内側を中表に合わせ、一部返し口を開けて縫い合わせる
- 返し口は3㎝程度(頭内側の3分の1弱)
- 返し口から外表に返し、頭内側を中に折り込んで形を整える
- 頭と頭内側の間に綿を詰める
- 返し口から少しずつ形を整えながら綿を入れ、蓋(ペットボトル)が収まるか確認して綿の量を調整する
- 返し口は顔の刺繍をするまで縫い閉じずに開けておく
耳をつくり頭部につける
耳をつくる
- 耳パーツ2枚を中表に合わせ、山部分を縫い合わせる(2セットつくる)
- カーブ部分の縫代に切込みを入れる
- 底の2角もカットしておくと始末しやすい
- 外表に返し、縫代を内に入れながら返し口を縫い合わせる
耳を頭につける
- 耳の位置を決めるために、まち針で頭部につけてバランスを確認する
- 耳底辺の直線部分をまっすぐつけてもよいし、耳の中央部分を後ろにカーブさせてつけてもよい
- 位置が決まったらチャコペンで印をつける
- 耳下両端を縫い付ける位置をチャコペン等で印づけしておくと作業しやすい
- 両端の印つけ位置を目安に耳の両端を最初に縫い付け、耳の中央をバランスをみながら縫い付ける
- 左右両方、同様に縫い付ける
顔をつくる
目の位置に凹みをつける
- まち針をさして目をつける位置を検討する
- 糸を2本取りにして首の返し口部分から針を入れ目の位置に糸を出す
- 玉結び部分が目の位置の外布の裏面(綿がある内側)にくるようにする
- 目の位置に、外布⇔内布を密着させるよう2~3回糸を通して凹ませる
- 上図の5参照
- 両目ともくぼみを作る
顔の刺繍をし、返し口をとじる
- 好きな刺繍糸を準備
- (目はぬいぐるみ用の目玉パーツやボタン、ビーズ等を使ってもOK)
- 返し口部分から針を入れ、刺繍をする
- 玉結び、玉どめ部分が頭の内側(綿が入っている部分)にできるだけ隠れるように作業する
- 首の返し口部分を縫ってとじる
刺繍について
私は6本取りで刺繍していますが、刺繍の仕方は好きなように工夫してみてください。表情、雰囲気が違ってきます。
刺繍する際は、イメージしやすくするため、消えるチャコペン等で布に目安のラインを描いておくと失敗しづらいです。
胴・腕・脚をつくる
- 胴・腕・脚はそれぞれ中表に合わせ、返し口を開けて縫い合わせる
- カーブ部分の縫代に切込みを入れ、返し口から外表に返し、整える
- カーブがきつい部分は縫い目ギリギリまでしっかり切込みを入れる
- 腕の先、脚下の角等鋭角部分は余分な縫代をカットする
- 綿を返し口から詰め、返し口を縫い合わせる
胴に頭・腕・脚を接続する
頭と胴を接続する
- 胴の上から1㎝程度の部分と、頭の首後ろ側を刺繍糸でつなぎ合わせる
- 胴は縫い目が体の側面にくるようにする
- 刺繍糸6本取りで縫い合わせる
- 首と胴の間に1㎝程度のゆとりを持たせてつなげる
丈夫な糸、紐状のものなら刺繍糸(6本取り)以外でも大丈夫です。
頭と胴を1㎝程度余裕を持たせて接続するため、頭がブラブラするときに引っ張られたりします。普通の糸1本では切れるかも。見た目的に、もう少し工夫して可愛い接続方法を試してみたいです。
胴と腕・脚を接続する
- 腕、脚をまち針で仮固定し、立位がとれるか、バランスをみながら固定箇所を決める
- 腕と脚の間は3㎝程度あける(型紙ps8を使用する場合)
- まち針で固定した箇所をチャコペンなどで印づけし、針を刺す目安にすると作業しやすい
- 左右の脚、腕を一直線になるように左右に糸を通して糸ジョイント接続する。
- 糸は2本取りにする(引っ張ってちぎれないように)
- ぬいぐるみ用の長い針があると便利
- 2往復程度、少しきつく引っ張りながら縫い合わせると固定が安定する
- 玉結び、玉どめは腕・脚の内側に隠れるようにする
手の先にスナップボタンをつける
スナップボタンまたはマジックテープなど、手と手をくっつけられるようなパーツをつける
完成です
今回は、思いつきで作ったわりに、可愛くできたと大満足です!
このしがみつくタイプ、もう少し色々工夫して作れば楽しそうです。日常生活の中に、いろんなしがみつくテディベアがいると癒やされそうですね。
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