こんにちは!今回は元気をくれるおきあがりコグマの改良版にチャレンジしてみました!
おー、久しぶりに仲間だー。
何が改良されたのか、楽しみです。
これまでのおきあがりこぼしは、何回かに1回はおきあがれないこともあったんです。倒れたまま・・・
今回、2頭身で重心を下げ、胴の型紙を工夫してみたので早速報告します!
改良 2頭身おきあがりコグマの作品画像・動画
今回製作したおきあがりコグマは、これまでと胴の作りを変えて、2頭身にしてみました。今まで作り方を変えた理由は、(1)もっと起き上がり動作を安定させたい、(2)もう少し簡単に縫いたい
ということで、今までとの違いは
- 胴の型紙を楕円に近い葉っぱ型から、胴下部と胴上部の3枚に変更
- 4枚の楕円を縫い合わせるのは少し手間だった
- 胴下部(床接地面)に縫代がくるため、凸凹して起き上がり動作に影響していた
- 胴がやや縦長だったため、重心が少し上にきてしまい、起き上がり動作に影響していた
- 紙粘土は料理用おおさじスプーンで成形したものではなく、少しずつ胴の下部に詰めながら、半球状に整える方法に
という変更を加えることで、縫うのは楽になり、起き上がり動作も以前よりかなり安定しました。10回に1回起き上がれないことがあるかどうか・・・
起き上がり動作の様子が気になる方は、YouTube動画で確認してみてください!
起き上がり動作の様子と作り方を簡単に紹介しているYouTube動画はこちら。動画は約5分です。
ちなみに、今までセットで作るテディベアは別の胴の型紙を用意していたのですが、今回は同じ型紙を使って作ってます。
一緒に作ったテディベアのポイント、感想はこちら。
ちなみに、初期のおきあがりコグマの作り方記事はこちら
型紙
このおきあがりコグマの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
気になるところ
胴の下部に縫い目がないことで、起き上がり動作が安定した気がします。
ただ、本来扁平な丸っぽい形の胴(テディベアは綿だけ詰めているので、扁平な感じ)なので、紙粘土を詰めながら形を球形に近づけていく作業が手間といえば、手間かもです。そして、もう少し縫い目に配慮しつつ(もちろん少しでも楽に縫えるように)球形に近い胴パターンが作れないかなぁと思ってます。
娘からは、胴と頭のバランス的に、もう少し頭が小さくても可愛いかも・・・と意見があったので、次回はそこらへん修正してみようと思います。
それにしても、テディベアとおきあがりコグマ、同じ型紙で頭作っているのに、目の凹みの有無や刺繍の雰囲気でだいぶ違った印象になるの面白いです。
材料・道具
材料
- 生地(目安量):黄色い生地…約8㎝✕30㎝
- 糸、綿、紙粘土:少量
- 刺繍糸
- 目にボタンを使う場合は好みのものを準備
- 紙粘土は軽量タイプではなく、ずっしり重みのあるものを使用する
道具
- 針、まち針
- はさみ
- チャコペン(消えるタイプが便利)
- 棒状のもの(綿を詰める際などにあると便利)
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約5分です。
パーツ準備
- 生地の裏に型を写し、縫代約0.5cm程度確保してカットする
- 合印もしっかり写す
- 必要なパーツ:頭(対象に各1枚)頭中央(1枚)、耳(4枚)、胴上(対称に各1枚)、胴下(1枚)
頭部、耳をつくる
- 頭2枚を中表に合わせ、鼻先から顎までを縫い合わせる
- カーブ部分の縫代に切り込みを入れて開く
- 頭と頭中央を中表に合わせ、鼻から後頭部に向かって縫い合わせる
- 角度のついている部分、カーブラインは縫代に切り込みを入れながら作業すると縫いやすい
- 両側とも同様に縫い合わせる
- 縫代に切り込みを入れ、外表に返す
- 綿を詰め、首の返し口部分を輪に縫って糸を絞ってしめる
- 糸は2本取りで縫うと切れにくい
- 耳を2つ作る
- 中表に合わせて山部分を縫う
- 縫代に切り込みを入れる(耳先端、下部の角2か所は余分な縫代をカットしておく)
- 外表に返し、返し口を内側に折り込んで縫い合わせる
- 耳を頭部に縫い付ける
- 好みの位置をマチ針で仮固定して決め、消えるチャコペンで印づけしておくと作業しやすい
- 耳は両端、中央、その間の順に縫い付けていく
顔・胴をつくり、頭と胴を接続する
- 顔を好みで刺繍する
- 目のくぼみを作りたい場合は、刺繍の前に目と顎下を糸で引くように縫っておく
- 今回刺繍糸は茶系の刺繍糸3本取りで刺繍
- 胴上2枚を中表に合わせ、★ー★(星から星まで)のラインを(間の返し口部分は縫わない)を縫い合わせる
- 縫代をしっかり折り目をつけてひらく
- ここで縫代に折り目をつけておくと、綿を入れた後返し口をとじる際、縫いやすい
- 胴下と、3で縫い合わせた胴上それぞれ、中表に半分に折り、■ー●(四角から丸)のラインを縫い合わせる
- 胴下と胴上を中表に合わせて周囲を縫い合わせる
- ダーツ部分の縫代は、胴上と胴下で反対の方に倒して重ねる
- 縫代カーブラインに切り込みを入れて、外表に返す
- 胴下側に紙粘土のおもり、上に綿を詰め、返し口をとじる
- 返し口から少しずつ紙粘土を詰め、半球に近づくように形を整える
- 胴(上の綿側)と頭を縫い合わせる
- 胴に頭をまち針で仮固定し、起き上がり動作のバランスを確認してから縫い合わせる
完成です
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