縫わずに作るひよこのぬいぐるみ 型紙pb3ー230323

ハンドメイド
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タタミー
タタミー

こんにちは!

今回は初めて、針と糸を使わないぬいぐるみ(しかもおきあがりこぼし)作りに挑戦しました!

コグマ
コグマ

おー!針と糸を使ってないってことだね!

こどもでも作れそう?

タタミー
タタミー

とりあえず試作1号なので、まだ改善の余地はありますが・・・

小学校低学年のお子さんも、お母さんと一緒に工作気分で作ってみたら楽しいかもです!

ちなみに同じ型紙で、縫って作ることもできます。

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縫わずにつくるひよこのぬいぐるみについて

なぜ、縫わないぬいぐるみを試作しようと思ったのか。それは、最近小学校低学年の親戚の女の子とお母さんから言われたことがきっかけでした。多分夏休みの宿題とかのためだと思うのですが、おきあがりコグマを作ってみたいと。ただ、小学校低学年だと針を使った裁縫はしたことがないようで、今まで紹介しているおきあがりコグマはちょっとハードル高い・・・それなら工作気分で作れるぬいぐるみの型紙と作り方を考えてみよう!と思い立ったわけです。

最近作ったクマのおきあがりこぼしや、シマエナガのぬいぐるみを参考にしつつ、できるだけシンプルなラインで作れる可愛いぬいぐるみ・・・ということで試作第一号はヒヨコにしました。針と糸を使わず、縫代部分をジグザグにして交互に手芸用両面テープで貼り付けていくスタイル。最初はボンドで接着しようとしたのですが、場所によってはクリップで挟んで固定(接着剤が乾燥して固まるまで)するのが難しかったので、両面テープの方が楽だと思います。

ちなみに、紙粘土を入れずにただのぬいぐるみにしてもOKです。小学生の夏休みの課題なら、紙粘土のおもりの入れ方で起き上がり動作が違ってしまうので、お母さんと一緒におきあがりこぼしの原理について考えながら工作してみると学習に役立つかもしれません。お子さんは両面テープで、お母さんは針と糸で作ってみても楽しいかも。

ただ、今回は試作1号で改善したい点もあるので、近いうちに試作2号もアップしようと思います。

簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。起き上がり動作の様子も確認することができます。動画は約4分半です。

型紙

このヒヨコ(おきあがりこぼし)の型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。

PDF型紙のご利用についてはこちらの記事を確認ください。

気になるところ

修正したい点

失敗したなと思った箇所が、2箇所。

1箇所目は、くちばし周辺の仕上がりです。型紙の縫代部分に切り込みを入れて、交互に裏面に折り、ジグザグ部分を重ねて接着して立体化するようにしました。ただ、くちばし部分のみ、交互になっていない・・・そしてくちばしを挟み込んだため、ちょっと隙間があいてしまう・・・ということで、次回試作の際は、くちばし周辺の作りを修正したいと思います。ちなみに、くちばしは接着テープで接着しているのですが、ボンドを付けてクリップでしっかり挟んだ方がよいかもしれないです。

2箇所目は、返し口の位置です。わりと底に近い部分にあるので、おきあがりこぼしにした場合、起き上がり動作時に返し口の段差がひっかかって起き上がれない場合があります。返し口の位置をもう少し背中側にずらせばよかったかなと思ってます。

作業する上で注意する点

お子さんでも作りやすいように、ということで針と糸を使わないぬいぐるみを試作したものの、ものすごく簡単にできるか?というと簡単ではないです。手芸用両面テープは結構粘着力が強いので、貼り方を失敗すると剥がすときにフェルトが薄くなったり、ちぎれやすくなるので注意が必要です。また貼り合わせる際、縫代部分がもう一方の裏面に隠れるようにしっかり重ねないと、形が整いにくいです。

おきあがりこぼしにする場合は、おもり(軽量タイプではない紙粘土を直径4㎝程度の球状にまるめたもの)を底に入れるのですが、返し口をとじる前に、起き上がり動作を確認しておもりの位置を調整しておかないと、おもりの位置によっては体が前後左右に傾く可能性はあります。

ちなみに、最近は軽量化された紙粘土が売られているので、できるだけずっしり重い紙粘土を用意するようにしてください。直径4㎝前後の球体で、重さ50g前後あると動作が安定しやすいと思います。

材料・道具

材料

  • クリーム色のフェルト:15㎝✕25㎝
  • 黄色のフェルト:約2×2㎝
    • フェルト生地は、薄地の方が扱いやすい(今回100均のフェルトを使用、あまり分厚くなくて、作業しやすかった)
  • 黒いフェルト:約1×2㎝
    • 市販の目玉ボタン等を接着してもOK
    • 目の大きさ、形は好みで調整OK(今回は目を直径約0.8㎝の円)
  • 手芸用両面テープ
    • しっかり接着させたい部分は一部ボンドを使用してもOK
  • 綿:適量
  • 紙粘土(おきあがりこぼしにしない場合は不要)
    • 紙粘土は軽量タイプではなく、ずっしり重みのあるものを使用する
    • 今回は50g程度(球体に丸めて直径4㎝程度になるように作ればOK)

道具

  • はさみ(フェルトカット用と型紙カット用のはさみ)
  • チャコペン(消えるタイプのもの)
    • 型や切り込みのポイントを印付けするため必要
    • 消えないタイプのものを使用すると、痕が残るのでおすすめしません
  • 小さめのクリップ数個
    • しっかり接着させたい箇所はクリップでしばらく挟んでおくとよい

所要時間

個人差はあると思いますが、数時間~1日で可能です。

おもりの紙粘土をしっかり乾燥させてから作りたい場合は1~2日かかります。

前日に直径4㎝程度に紙粘土を丸めて乾燥させておくとスムーズです。

作り方

簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約4分半です。

型紙、パーツの準備

  1. 型紙をカットして準備する
    • 本体横、中央(上)、(下)それぞれ、青点の部分まで型紙自体に切り込みを入れておく
    • 本体横(対称に各1枚)、本体中央上下(各1枚)、羽(2枚)、くちばし(2枚)
  2. フェルトに印付けする
    • 外周の黒線部分と、切り込みを入れるポイントの青点部分に消えるチャコペンで印をつける
    • 網掛け部分(テープを貼る場所)にも印を付けておくと後の作業がスムーズ
    • 型紙の黄ライン(仕上がり線)は写さなくてOK→縫製する場合は黄ラインとくちばし位置、羽付け位置、返し口位置など合印(青点部分)を写す
  3. フェルトをカットする
    • 羽、くちばしは黒線部分をそのままカット
    • 本体は外周でカットし、青点部分まで切り込みを入れる

パーツを接着して組み立てる

  1. 本体横、中央(上)、(下)それぞれ、網掛け部分に両面テープを貼り内側に折り曲げる
    • ボンド接着の場合はクリップで挟んでしばらく固定する
  2. 本体中央(上)、(下)とくちばしを接着する(この手順はイマイチかもしれないので、次回は違う方法にするかもしれません)
    1. 中央(上)の先端(裏面)にテープを貼り、内側に折り曲げる
    2. 折り曲げた上にテープを貼り、くちばし1枚を付ける
    3. もう一枚のくちばしを重ねてテープで貼り付ける
    4. 中央(下)の先端(表面)にテープを貼り、中央(上)のくちばし部分と接着する
  3. 羽を本体横裏面の合印■部分(切り込み幅が広い箇所)にテープで貼り付ける
    • 羽が下向きになるように貼る
  4. くちばし周辺の本体横と中央をテープで貼り付ける(まずは、くちばし周辺の4箇所→最初に接着した部分に隣接した4箇所も)
    1. 本体横のくちばし周辺の4箇所の出っ張り部分(表面)にテープを貼り、本体中央くちばし周辺(裏面)に貼り付ける
    2. 貼り付けた部分の隣の、中央(上)、(下)の出っ張り部分(表面)にテープを貼り、本体横(裏面)に貼り付ける
  5. 本体横と中央(上)、(下)を返し口の▲部分まで順番に貼り付けていく
    • 各出っ張り部分(表面)にテープを貼り、対する部分の裏面に付けることを繰り返す
    • 出っ張り部分がちゃんと隠れるようにしっかり引っ張りながら貼り付ける

綿、おもりを入れ、目をつけて仕上げる

  1. 本体に綿を詰め、底部分に丸めて乾燥させた紙粘土を入れる
    • 紙粘土は直径4㎝弱程度に丸めておく
    • 紙粘土を入れた状態で、ひよこの傾きがちょうどよくなっているか確認しながら、必要時紙粘土の位置を調整する
  2. 返し口部分をテープまたはボンドで接着する
    • クリップでしばらく固定すると、しっかり接着する
  3. 黒いフェルトを円にカットし、テープで貼り付ける
    • 大きさは好みで調整(今回は直径約0.8㎝程度)
    • 好みの目玉パーツを使用してもOK

完成です

【縫って作る場合】

  • 縫わないタイプの接着の順番と同様の順番(くちばし部分を挟んで中央上下を縫い合わせ、羽を本体横に縫いつけ、くちばし部分から上下とも返し口に向かって本体横と中央を縫い合わせる)
  • 本体横、中央の型紙は仕上がり線(黄色ライン)を写し、羽付け部分や返し口等、合印を付けてカットする
  • 縫いつけるタイプの目玉パーツをつけると目の部分に少し凹みができて雰囲気が変わる

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