縫わずに作るひよこのぬいぐるみ 型紙pb4ー230406

ハンドメイド
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タタミー
タタミー

こんにちは!

今回も前回に引き続き、縫わずに作るひよこです!

少し改良、アレンジしてみたので紹介します!

コグマ
コグマ

なんだかカラフルな模様のひよこ?だね

タタミー
タタミー

そうなんです、今回はジグザグ縫代を丸くカットして、外側に出してみました!模様がはっきり見えるようにフェルトを2色にしてみたのですが、思った以上に可愛い気がします。

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縫わない、ボンドでつくるひよこのぬいぐるみについて

前回(pb3)、針と糸を使わずにひよこのぬいぐるみを作りました。100均のフェルトと、手芸用両面テープを使って、ジグザグにした縫代を交互に貼り合わせて立体化したのですが、 改善したい点がいくつかあったので、そこを修正して今回も同様に縫わないおきあがりこぼしのひよこを作りました。

前回の縫わないひよこのぬいぐるみの記事(型紙、作り方紹介)はこちら

前回イマイチ納得できなかったのは、

  • 返し口の位置が底に近いので、おきあがりこぼしにした場合、起き上がり動作がやや不安定・・・
  • くちばし部分縫代がジグザグになっていなかったので、隙間が・・・
  • 両面テープの付け方があまくて、ちょっと浮いた感じに・・・
  • 内側に折り込んだ縫代がモコモコして、ちょっと不格好・・・

ということで、今回型紙を修正し、いくつか作り方を変えてみました!

しかも、今回縫代部分を外側に貼り付けて模様にするバージョンも作ってみました。体の横と中央部分のフェルトの色を変え、ジグザグの縫代の形を丸っぽくカットしたり、工夫することで、バリエーションを楽しめるかも。

前回のpb3とpb4で大きく変更した点は

  1. 型紙の微調整 くちばし周辺に隙間があかないように、くちばし部分の縫代も交互に貼り付けられるよう、ジグザグに
  2. 縫代を一部カット 前回裏に折り返していた縫代をカットすることで、モコモコせずすっきり(フェルトだからカットしてもラインが汚くならない)
  3. 返し口の位置をやや背中側にずらす 返し口の段差が起き上がり動作に影響しないように
  4. ボンドで接着 前回両面テープを使用したが、ボンドを付けてクリップでしばらく固定することで、よりしっかり接着

ただし、クリップで1箇所5分程度は固定しておく必要があるため、やや時間はかかるのと、場所によってはクリップで挟みにくいところも。両面テープの方が楽だけど、仕上がりは断然ボンドの方が綺麗 お子さんと一緒に作る場合は、両面テープで作ってみてもよいかも

簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。起き上がり動作の様子も確認することができます。動画は約6分です。

型紙

このヒヨコ(おきあがりこぼし)の型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。

PDF型紙のご利用についてはこちらの記事を確認ください。

気になるところ

同じ型紙でも、縫代を外に貼るのと、内に貼るので雰囲気がかなり違っています。ツートンにしたこと原因かもしれませんが、丸っこく見える。使うフェルトの色や、目の大きさ、形を変えることで、雰囲気の違うひよこ作りが楽しめそう。

ちなみに、ツートンの縫代外側ひよこは、羽をフェルト2枚貼り合わせて作ってみました。薄めのフェルトを使用すると、羽がペラペラになってしまうので、しっかりさせたい場合は2枚重ねた方がよさそう。でも今回羽を少し大きくしすぎたかも。羽の大きさをもう少し小さくして、位置をもう少し上にした方が可愛かった気がします。

作業する上で注意する点

ボンド接着の固定

ボンドを付けて接着する際、5分程度クリップで挟んだ状態で固定しておくと、かなりしっかり接着できます。ただ、1箇所ずつ貼り合わせるたびに5分待って・・・となると、かなり時間がかかるので、接着作業はくちばし部分からスタートして、返し口方向に向かって上下に交互に接着していくことを繰り返します。隣り合った凹凸を接着が固定される前に続けて接着すると、ずれてしまう可能性があるので、完全に接着できてから、その隣を接着するように注意が必要です。

おもりの調整

おきあがりこぼしにする場合は、前回ps3同様、おもりを入れて返し口を接着する前に必ず動作の確認をおすすめします。

おもり(軽量タイプではない紙粘土を直径4㎝程度の球状にまるめたもの)を底に入れ、返し口をとじる前に、起き上がり動作を確認しておもりの位置を調整しておかないと、おもりの位置によっては体が前後左右に傾く可能性はあります。

ちなみに、最近は軽量化された紙粘土が売られているので、できるだけずっしり重い紙粘土を用意するようにしてください。直径4㎝前後の球体で、重さ50g前後あると動作が安定しやすいと思います。

縫代を外に出すタイプの注意点

縫代部分(外に貼り付ける凸部分)は、好きな形にカットしてOK(返し口部分は半円が4つ並んでいる状態にしてみた)

本体横のくちばし周辺の凸部分は、凸が高すぎると左右が重なってしまうので、高さ0.5㎝程度までにしておく方がよさそう。

材料・道具

材料

  • フェルト(フェルト生地は、薄地の方が扱いやすい・・・今回は100均のフェルト使用)
    • クリーム色:約15×30㎝(本体横対称に各1枚、本体中央(上)、(下)各1枚、羽2枚)
      • フェルトの色を切り替える場合は、好みで準備
    • 黄色のフェルト・・・約2×2㎝ (くちばし2枚)
    • 黒いフェルト:1×2㎝(目2枚・・・好きな大きさ、形にカットでOK)
  • ボンド(布製品の接着に使用できるもの)
  • 綿:適量
  • 紙粘土(おきあがりこぼしにしない場合は不要)
    • 紙粘土は軽量タイプではなく、ずっしり重みのあるものを使用する
    • 今回は50g程度(球体に丸めて直径4㎝程度になるように作ればOK)

道具

  • はさみ(フェルトカット用と型紙カット用のはさみ)
  • チャコペン(消えるタイプのもの)
    • 型や切り込みのポイントを印付けするため必要
    • 消えないタイプのものを使用すると、痕が残るのでおすすめしません
  • 小さめのクリップ数個
    • しっかり接着させたい箇所はクリップで5分程度挟んでおくとよい
  • 厚紙、プラ容器など・・・ボンドを1円玉大程度出しておくと作業しやすい
  • 爪楊枝・・・ボンドを塗る際使用

所要時間

個人差はあると思いますが、半日~1日で可能です。

おもりの紙粘土をしっかり乾燥させてから作りたい場合は1~2日かかります。

前日に直径4㎝程度に紙粘土を丸めて乾燥させておくとスムーズです。

作り方

簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約6分です。

型紙、パーツの準備

  1. 型紙をカットして準備する
    • 本体横、中央(上)、(下)それぞれ、青点の部分まで型紙自体に切り込みを入れておく
    • 本体横(対称に各1枚)、本体中央上下(各1枚)、羽(2枚)、くちばし(2枚)
  2. フェルトに印付けする
    • 外周の黒線部分と、切り込みを入れるポイントの青点部分に消えるチャコペンで印をつける
    • 網掛け部分(カットする部分)がわかるように印付け、またはラインを引いておくと後の作業がスムーズ
    • 型紙の黄ライン(仕上がり線)は写さなくてOK→縫製する場合は黄ラインとくちばし位置、羽付け位置、返し口位置など合印(青点部分)を写す
  3. フェルトをカットする
    • 羽、くちばしは黒線部分をそのままカット(ツートンは今回2枚重ねにしたが、1枚は縫代部分をカットして準備)
    • 本体は外周でカットし、青点部分まで切り込みを入れる
    • 網掛け部分をカットする
    • 縫代を外側に出す場合は、縫代凸部分の形状を好みでカットする(くちばし周辺の凸部分は、高さを0.5㎝程度にしておく)

パーツを接着して組み立てる

  1. 本体中央(上)、(下)とくちばしを接着する
    1. 中央(上)、(下)それぞれの先端(表)にボンドを塗り、その上に、くちばしの先端を返し口側に向けて重ねる
    2. くちばし部分をクリップで固定して5分程度待つ待っている間に、次の羽付け作業を進める
    3. 片方のくちばしに端から0.5㎝程度の幅でボンドを塗り、くちばしを付けた中央(上)、(下)を接着、クリップで5分程度固定する
      • ボンドはプラ容器等の上に1円玉大程度出し、爪楊枝などにボンドを付けて塗ると作業しやすい
  2. 羽を本体横裏面の合印■部分にボンドで貼り付ける
    • 羽の縫代部分が本体横の裏面に重なるように、羽が下向きになるように貼る
  3. くちばし周辺の本体横と中央を接着する
    1. 本体中央(下)くちばし周辺(合印●部分)の凸部分にボンドを塗り、本体横の凹部分に貼り付け、クリップで固定
      • 縫代を内側に隠す場合(今回のクリーム1色)は、凸部分の表面にボンドを塗り、凹部分の裏面に貼り付ける
      • 縫代を外側に出す場合(今回の2色切り替え)は、凸部分の裏面にボンドを塗り、凹部分の表面に貼り付ける
    2. 貼り付けた部分の隣の、本体横の凸部分にボンドを塗り、本体中央(上)の凹部分に貼り付け、クリップで固定
  4. 本体横と中央(上)、(下)を返し口の▲部分まで順番に貼り付けていく
    • 各凸部分にボンドを塗り、対する凹部分に貼り付けてクリップで5分程度固定することを繰り返す
    • 各凹凸の根元部分(型紙の青点部分)をしっかり引っ張りながら隙間があかないよう貼り付ける
    • 本体横片側を全部接着してからもう一方の本体横を接着してもよいし、両サイドを交互に作業してもよい

綿、おもりを入れ、目をつけて仕上げる

  1. 本体に綿を詰め、底部分に丸めて乾燥させた紙粘土を入れる
    • 紙粘土は直径4㎝弱程度に丸めておく
    • 紙粘土を入れた状態で、ひよこの傾きがちょうどよくなっているか確認しながら、必要時紙粘土の位置を調整する
  2. 返し口部分をボンドで接着する
    • クリップで5分程度固定し、しっかり接着する
  3. 黒いフェルトを円(楕円)にカットし、ボンドで貼り付ける
    • 大きさや形は好みで調整(今回は直径約1㎝弱の円と、0.6~0.8㎝の楕円)
    • 好みの目玉パーツを使用してもOK

完成です

前回のpb3同様、糸で縫って作ることも可能

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