こんにちは!
前回の不満点を修正して、どっしり安定したおすわりができるクマさんを作りました!
フェルトとタオル地の2種類のおすわりクマさんがいるんだね!
そうなんです、使う素材が違うと雰囲気がちょっと違って可愛いです♪
もっと安定したおすわりくまの特徴
前回、おすわりクマ(ps44)を作ってみたのですが、ちょっと不満点が・・・。
少し座位が不安定(後に傾きがち)で顔が平坦(首がしまっておらず、横広で鼻もぺたんこ)だったので、もう少し安定した座位を保てるおすわりクマさん目指して、型紙を修正しました。
修正ポイントは、
- 顔を立体的にするために
- 鼻先を尖らせる
- 後頭部を膨らませる
- 首をくびれさせる
- おすわりを安定させるために
- 底を大きめに
- 腰回り(特に背側)をでっぷり
前回作ったps44と大きさはほぼ変わらず、安定感のある立体的な顔のおすわりクマができました!
前回作ったおすわりクマ(ps44)の型紙、作り方紹介記事はこちら
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約4分半です。
タオル地で作るぬいぐるみについて
ちなみに、同じ型紙でタオル地(頭中央と底はイチゴ柄ダブルガーゼ生地)とフェルト地の2種類作ってみたのですが、やっぱりタオル地で作ると少し手間はかかるけど、可愛さアップしますね。
タオル地は縫いにくいイメージがありますが、私は縫いやすくするために2つのアイテムを使用します。それは、薄地の接着芯(アイロンで生地の裏面に接着するタイプ)とほつれ止め液です。
私がタオル地を使用する際、縫いづらいと感じるポイントは
- 型紙を写しにくい
- 切り端がほころびやすい
点ですが、接着芯とほつれ止め液を使用するとかなり楽になります。
薄地接着芯
薄地接着芯(片面に糊が塗布されている熱接着芯)に型を写してタオル地の裏に接着すると、型を正確に、楽にとることができます。
ただし、厚地や硬い接着芯を使用すると、タオル地の柔らかさがなくなってしまうので、できるだけ薄地の柔らかい接着芯を使用してください。
ほつれ止め液
ほつれ止め液は、縫代部分にたっぷり染みこませてから乾燥させてカットします。乾燥させる時間(私はせっかちなので、2~3時間程度しか待ちません)が必要になりますが、タオル地の切れ端からポロポロ繊維くずが落ちにくくなります。ゼロにはなりませんが、かなり作業が楽になります。
タオル地のぬいぐるみは、赤ちゃんや小さいお子さんに喜んでもらえそうな質感(大人でも癒やされるけど)なので、是非チャレンジして欲しいです。
余談ですが、今回使用したピンクのタオル地は、不要タオルのリメイクではなく珍しく手芸店で購入したものです。基本的に手芸にあまりお金をかけない方針ですが、このタオル地は汚れているために処分価格で売られていたのでメーターで購入。でも、洗濯したらめちゃめちゃ綺麗になったので、とっても得した気分になりました♪まだたくさんあるので、ピンクのタオル地で作ると可愛いぬいぐるみ、考えてみようかなと思います♪
気になるところ
前回のおすわりクマさんの改良したい点については、思ったように修正できました。
ただ、顔を立体的にするために、かなり鼻を尖らせてます。
そのため、鼻先の縫代は余分な部分をできるだけカットして外表に返した方がよいです。しかも、棒状のものでしっかり鼻先を押し出してください。
型紙
このおすわりクマの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
材料・道具
材料
- 生地(目安量):好みの生地 約30×40㎝
- 今回、頭中央と底パーツのみ生地切り替え(フェルト…2色の切り替え、タオル地…タオル地とイチゴ柄ダブルガーゼの切り替え)
- タオル地を使う場合、同量の薄地の柔らかめ熱接着芯と、ほつれ止め液(私が使用したのはピケという商品)を使用
- 糸、綿:適量
- 顔の刺繍糸等
- 今回は目、鼻、口を茶系の刺繍糸6本取りで刺繍
- 目玉パーツ等好みで顔の作りは変更してください
道具
- 針、まち針
- ぬいぐるみ用の長めの針があると顔の刺繍がしやすい
- はさみ
- チャコペン(消えるタイプのペンが便利)
- 棒状のもの
- 外表に返したり、綿を詰める際、棒状のものを使うと耳や手足の先の作業がしやすい
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約4分半です。
タオル地を使用する場合(パーツ準備)
- 薄地の熱接着芯の糊面ではない方に型を写す
- 接着芯を縫代1㎝程度確保してカットする
- 接着芯をタオル地にアイロンで接着する
- タオル地の縫代部分にほつれ止め液をたっぷり染みこませる
- 縫線の外側0.5㎝程度のラインに表まで染みこんだことがわかる程度に
- ほつれ止め液が乾燥してから縫代0.5㎝程度確保してカットする
- パーツを準備する
- 生地裏に型を写す
- 縫代約0.5㎝程度確保してカットする
- 顔、頭、体前、体後はそれぞれ対称に各1枚、頭中央、底は各1枚…合計10枚
- 頭部を作る
- 対称の顔2枚を中表に合わせ合印●(黒丸)から合印Dまで縫う
- 縫代カーブ部分に切り込みを入れて開く
- 顔(1で縫い合わせたもの)と頭2枚を中表に合わせ、左右とも合印AからCまで縫う
- 縫代カーブや角度のある部分は切り込みを入れる
- 顔・頭(2で縫い合わせたもの)と頭中央を中表に合わせ、両側とも、合印●(黒丸)から◎(二重丸)まで縫う
- 頭部を外表に返す
- 対称の顔2枚を中表に合わせ合印●(黒丸)から合印Dまで縫う
- 体を作る
- 対称の体前を中表に合わせ、合印DからEまで縫い、開く
- 対称の体後を中表に合わせ、合印GからFまで縫い、開く
- 体後の返し口部分(■ー■)は縫わずに開けておく
- 縫代カーブ部分は切り込みを入れる
- 体後(2で縫い合わせたもの)と底を中表に合わせ、合印HからHまで縫い、開く
- 縫代カーブ部分は切り込みを入れる
- 体前と後を中表に合わせ、首部分以外の周囲を縫いあわせ、余分な縫代はカットする
- 腕の付け根等角度のある部分は、切り込みを入れながら縫い進める
- 縫代が何重にも重なっている部分は、余分な縫代をカットしておくとよい
- 頭と体を縫い合わせる
- 頭(外表)を体の中に入れて中表に重ね、首周囲を縫う
- 顔の前側が体前側になるよう、合印を確認してから縫う
- 返し口から外表に返す
- 頭(外表)を体の中に入れて中表に重ね、首周囲を縫う
- 綿を詰めて顔をつくる
- 綿を詰めて背中の返し口をとじる
- 脚の付け根部分はあまり綿を詰めない方がよい
- 顔の刺繍など、好みで顔をつくる
- 目や鼻、口は消えるチャコペンで目安を描いてから、刺繍するとよい
- 針は背中の返し口から入れるとよい
- 綿を詰めて背中の返し口をとじる
完成です
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