やっと、市販のがまぐち口金に合わせて自分で型紙から作る方法を紹介する記事、できました。
そういえば最近がまぐちの作品つくってなかったね!
そうなんです。今回素人の私が、ほんとに自己流で申し訳ないですが、こんな感じで型紙からがまぐちポーチを作ってますっていう動画、記事を作ってみました。こんな適当な作り方でも作れるのかー!って少しでも参考になればと思います。
作ったポーチの紹介
今回作ったのは、角型の口金(少し玉の部分が大きめ)を使ったコスメポーチ。
マチ(ポーチに厚み)があり、内側にポケットを付け、ポーチに入れたいメイクグッズのサイズ、長さに合わせて大きさを決めて作ったので、使い勝手のよいポーチになりました。ちなみに、今回内側にポケットを付けましたが、外側にも同様の方法でポケットをつけることが可能です。
生地は以前購入して余っていたコーティング生地を使ったので、汚れも拭き取りやすくてよさそうです。
がまぐち財布やポーチは、大きさや形、ポケットなど、自分の好みや目的でいろいろ工夫してオリジナルの作品が作れたら楽しいですよね。ほんとに超自己流ですが、今回型紙作りからポーチ完成までの流れを、自分なりのポイントと一緒に動画にまとめてみました。作業しているところの動画の取り方が下手なので、わかりづらいかもしれませんが、よかったらのぞいてみてください。
説明がもっと上手くできればいいのだけれど、記事でも型紙の作り方まとめてみたので、よかったらごらんください。
型紙(角型の口金)の作り方
- 口金を紙の上に置き、金具の外側ラインを写す
- 口金の中央、角、端の3カ所をチェックする
- マチ付きポーチを作る場合、口金サイドライン(角から端)はかき写した口金ラインより端部分が外側に広がったラインになる
- 口金サイドラインの端側を、作りたいポーチの厚み✕1/2の長さ分外に出すように斜めに線を引く
- 口金中央の中心線で紙を折り、左右対称になるように型紙をカットするので、左右どちらか一方だけ描けばよい
- 角を起点に、端がマチ分(作りたいポーチの厚み✕1/2)外に出るように斜めにラインを引く
- 作りたいポーチの長さに応じて下部ラインを引く
- 口金上部ラインと平行になるように(中心線と垂直)
- 口金上部ラインと下部ライン間の長さが、ほぼポーチの長さ(高さ)になる
- 本体サイドライン、本体底ラインを引く
- 本体サイドラインは、口金サイドラインの端部分から下に向かい、中心線と平行になるように
- 本体底ラインは、下部ラインからマチ分(作りたいポーチの厚み✕1/2)下に、下部ラインと平行になるように
- 角部分にマチをつくる
- 図のDEF:一辺がマチ(作りたいポーチの厚み✕1/2)の正方形をカット
- 中心線で紙を折り、左右対称にカットする
ポケットをつける場合
作りたいポケットの深さを決め、その長さ分下部ラインから上にポケット上部のラインを引く
ポケット上部は、口金はめ込み部分より下にした方が無難
(口金にはめ込む部分にポケットがかかると、はめ込み部分が分厚くなり、作業が難しくなるため)
ポケットの型紙は、本体の型紙を折り曲げて使えば楽
もっと簡単にしたければ、ポケットなし、マチなしで作ることも可能です。
ポーチの作り方
製作にかかる時間
個人差はあると思いますが、数時間~半日程度でできます。
手縫い、ミシン縫いどちらでも可能です。
道具
- 針
- まち針
- はさみ
- チャコペン
- 先が平らまたは尖っている金属製のもの
- 口金の中に布を押し込む際使用
- キリや目打ちを使う場合は、布に穴が開かないよう注意
- 爪楊枝等、先の細いもの
- ボンドを塗り広げるために使用
そのほかに、なくてもよいがあれば便利なもの
- ペンチ、タオル
- 口金の端をつぶす
- ウェットティッシュ
- はみ出したボンドを拭き取る
材料
- 糸
- 布(外布、内布、ポケット用)
- 口金
- ボンド(速乾性ではないもの)
- 紙紐(口金の長さ✕2本)
作り方
- 型紙を布裏面に写す
- 外袋、内袋:各2枚または底を輪にして1枚
- ポケット:底を輪にして1枚(ポケット両側の深さは同じでも変えてもOK)
- 縫代を0.5~1㎝程度確保してカットする
- ポケット上部の縫代だけは、三つ折りにするため1~1.5㎝程度必要
- ポケット上部を三つ折りにしてステッチをかける
- ポケットを内袋に縫い付ける
- 内袋表面にポケット表面を上にして重ね、下図(がまぐちポーチ作り方の流れ②)のように縫う
- 内袋、外袋を袋状に縫製する
- 底、横を縫い合せた後、マチ部分を縫う
- 内、外袋を中表に合わせ、袋上部を縫い合せる
- 内袋を外表に返し、外袋の中に重ねて入れ、上部を縫う
- 一部返し口として縫わずにあけておく
- 外表に返し、返し口をとじる
- 口金に本体をはめこむ
がまぐち口金にはめ込む作業等については、以前の記事で紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。
完成です
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