ようやく、シンプルなテディベアの作り方紹介の記事がかけました。
待ってました!
しかも小さめテディベアなんだね。
いつも作っているおきあがりコグマとセットのテディベアより、ひとまわり小さめに作ってみました。
小さいと縫うのが難しくなりがちですが、今回作ってみた型紙は、できるだけ角度がきつくならないようにシンプルなラインにしてみたので、わりと縫いやすいと思います。
小さいっていっても、少し小さめくらいなんだね。
逆に縫う量が少ないし、試しに縫ってみるのもいいかもしれない!
小さめテディベアについて
いつも作っているテディベアも手のひらにのるサイズではあるのですが、ひとまわり小さいテディベアを作ってみたくて、シンプルな形の小さめテディベアを作ってみました。今回は型紙の形をシンプルに作ってみたので、そんなに縫いづらさも感じずに縫うことができました。
小さめテディベアの型紙は下の記事で紹介中
小さいテディベアですが、ちゃんと手足動かせるし、自分で立つこともできます。軽くて小さくて、見ていて癒やされます。この大きさならキーホルダーなどにつけて持ち運びたい可愛さです。
もっと小さいサイズのテディベアも作ってみたいなぁと思いました。
材料・道具
材料
- 布:8㎝✕45㎝(目安)
- 糸
- 刺繍糸(顔の刺繍に使用)
- 綿
道具
- 針、まち針
- ぬいぐるみ用の長い針
- 顔の刺繍時や手足を胴に縫い付ける際は、長めの針があると便利(今回つくるサイズなら普通の針でも可能)
- はさみ
- チャコペン
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日程度で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は6分です。
型紙を準備する
今回小さめテディベアとして作ったサンプル型紙はpt8です。素人作品ですが、よかったら下の型紙ページからダウンロードできるので、参考にどうぞ。
布に型紙をうつし裁断する
布の裏面に、縫い代を0.5センチ程度確保して配置し、合い印もしっかりとうつします。
- 頭:対称に各1枚
- 頭中央:1枚
- 耳4枚
- 胴:対称に各1枚
- 脚:対称に各2枚
- 腕:対称に各2枚
縫代について
使用する生地が布端がほころびやすいものの場合は、縫代を多め(1㎝弱)に確保して縫製後にカットした方が無難です。
小さめテディベアの場合、縫代が多すぎると縫製後外表に返した際、形がモコモコして不格好になりやすいため、0.5㎝程度の縫代を確保し、縫製後必要に応じてさらに縫代をカットするのがよいと思います。
頭部をつくる
- 頭を中表に合わせ、鼻下のラインを縫う
- カーブ部分の縫代に切込みを入れて開く
- 切込みを入れる際、糸を切らないよう注意
- 頭(片側)と頭中央を中表に合わせ、鼻から後頭部に向けて縫い合わせる
- 角度がついている部分は縫いにくいため、縫代に切込みを入れながら縫い進める
- もう一方の頭と頭中央も同様に縫い合わせる
- カーブ部分の縫代に切込みを入れ、鼻先の縫代をカットする
- 返し口から外表に返し、綿を詰める
- しっかり綿を詰める方が鼻先など刺繍しやすい
- 首の部分(返し口で開いている部分)をぐし縫いし、縫い代を内側に入れながらぐし縫いを絞って玉どめする
- 糸は2本取りにする(1本だとしめる際に切れることがある)
- 首は胴に縫い付け、見えなくなるので綺麗じゃなくても大丈夫
頭と頭中央のように、それぞれカーブラインが異なるものを縫い合わせるのは難しいので、少しずつ合印をまち針でとめながら、縫い進める方がよい。(仕上がりがずれにくい)
カーブラインが異なるため、布同士を合わせにくい場合は、縫いながら縫代に少し切込みを入れると作業しやすくなります。
耳をつくり頭部につける
耳をつくる
- 耳パーツ2枚を中表に合わせ、山部分を縫い合わせる(2セットつくる)
- カーブ部分の縫代に切込みを入れる
- 縫代が多いと形が整いにくいので、底の2角とカーブ部分の縫代を0.3㎜程度にカットするとよい
- 外表に返し、縫代を内に入れながら返し口を縫い合わせる
耳を頭につける
- 耳の位置を決めるために、まち針で頭部につけてバランスを確認する
- 耳底辺の直線部分をまっすぐつけてもよいし、耳の中央部分を後ろにカーブさせてつけてもよい
- 位置が決まったらチャコペンで印をつける
- 耳下両端を縫い付ける位置をチャコペン等で印づけしておくと作業しやすい
- 両端の印つけ位置を目安に耳の両端を最初に縫い付け、耳の中央をバランスをみながら縫い付ける
- 左右両方、同様に縫い付ける
顔をつくる
目の位置に凹みをつける
- まち針をさして目をつける位置を検討する
- 糸を2本取りにして首部分から針を刺し目の位置に糸を出す
- 再度首に糸を戻して糸を引っ張り、くぼみを作る
- 針を出したところから数ミリずらして針を刺す
- 上の②と③を2回繰り返し、両目ともくぼみを作る
顔の刺繍をする
好きな刺繍糸を準備(目はぬいぐるみ用の目玉パーツやビーズ等を使ってもOK)
私は6本取りで刺繍していますが、刺繍の仕方は好きなように工夫してみてください。表情、雰囲気が違ってきます。 刺繍の順番は画像を参照してください。
刺繍する際は、玉結び、玉どめの糸の端は首の部分にくるようにしてください。
刺繍の仕方で雰囲気が変わる
下の画像で、上の顔はテディベア、下の顔はおきあがりコグマです。同じ頭の形ですが、テディベアは目がフレンチノットステッチで丸くつぶら、鼻が大きめです。おきあがりコグマは目がタレ目で鼻が小さめです。口角の下げ方も少し違うので、雰囲気が違って見えるのが面白いです。
刺繍する際は、イメージしやすくするため、消えるチャコペン等で布に目安のラインを描いておくと失敗しづらいです。
胴・腕・脚をつくる
- 胴・腕・脚はそれぞれ中表に合わせ、返し口を開けて縫い合わせる
- カーブ部分の縫代に切込みを入れ、返し口から外表に返し、整える
- カーブがきつい部分は縫い目ギリギリまでしっかり切込みを入れる
- 腕の先、脚下の角等鋭角部分は余分な縫代をカットする
- 綿を返し口から詰め、返し口を縫い合わせる
胴に頭・腕・脚を接続する
- 頭と胴を縫い合わせる
- 腕、脚をまち針で仮固定し、立位がとれるか、バランスをみながら固定箇所を決める
- まち針で固定した箇所をチャコペンなどで印づけし、針を刺す目安にすると作業しやすい
- 左右の脚、腕を一直線になるように左右に糸を通して糸ジョイント接続する。
- ぬいぐるみ用の長い針があると便利
- 2往復程度、少しきつく引っ張りながら縫い合わせると固定が安定する
- 玉結び、玉どめは腕・脚の内側に隠れるようにする
完成です
シンプルな作り方のテディベアの紹介でした!
この基本の作り方をベースに、型紙の形、縫い方などいろいろバリエーションをつけていくと面白いものができると思います。
もっと小さいテディベアも作ってみたいと思います。
このテディベアより更に小さいテディベアも作ってみました。型紙は下の記事からどうぞ。
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