こんにちは!
ちょっと前にタオルリメイクでねそべりくまを作ったのですが、
今回は古着のセーターをリメイクしてみました。
あれ、いつもよりちょっと大きめになってるんだね!
そうなんです!
形はタオルリメイク(ps32)をベースにしてみたんですが、
タオルより厚みのあるセーター生地を使用するので、縫いやすいように少し大きめにしました。
しかも今回はほつれ止め液をボンドで代用できないか・・・と試してみたので、よかったら参考にしてください。
古着セーターで作る 5枚パーツのねそべりクマについて
以前作ったタオル地のねそべりクマ(ps32)は、とても可愛くできたので、今回はその形をベースにひとまわり大きく、着なくなったセーターをリメイクしてみました。
今回のポイントは
- ほころび対策に、タオルリメイクで使用したほつれ止め液ではなく(コスパを考えると、使用がきびしかった・・・)ボンドで代用した液を使ってみる
- やや厚みのあるセーター(模様編み部分でも0.5㎝程度までの厚み)で作れるよう、今までよりひとまわり大きめの型紙に
- 仕上がりのサイズ・・・鼻先~足先まで約23㎝、横幅(腕の部分)約13㎝、厚み約6㎝
- 綿の代わりにセーターの切れ端を細かくカットしたものを詰める
使用するセーターの素材や厚み等で仕上がりは違ってくると思いますが、今回綿代わりにセーターの切れ端を再利用した結果、綿と変わらない仕上がりになりました。
大人用普通サイズのセーターなら、ねそべりくま1体は作れると思います。今回はセーターの前後で違う模様編みのものを使用したので、どこで型をとろうか迷いました。ただ、布をカットする際は無駄なハギレがあまり出ないように配慮するところ、今回は切れ端を綿代わりに再利用する目的があったため、惜しげなく好きな模様編みの位置でカットできました。
ボンドを使って試作してみた簡易ほつれ止め液に関しては、思ったよりちゃんとほつれ止め効果がありました。ただ、毛糸自体が太めだと、液を染みこませるのが大変です。下にアルミホイルを敷いて、上から液を染みこませた綿棒でトントン、トントン叩いて染みこませたのですが、アルミホイルが少しヨレヨレになる程度には何度もたたき込まないとほつれ止めの効果が薄くなるかもです。
今回ほつれ止め効果はそこそこありましたが、多分熱接着の接着芯を貼付してあったことも影響している気がします。ボンドは市販の木工用ボンドを使いました。ボンドと水をだいたい1:1になるように混ぜただけです。ボンドはペットボトルの蓋2杯分程度使いました。ちなみにボンドがある程度乾燥するまでに2~3時間はかかりました。温度湿度の影響も受けると思うので、作業に1日かかる場合もあるかもしれません。
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約4分です。綿棒で液をたたき込んでいる様子も少し紹介してます。
以前作ったタオルリメイクのねそべりくま(ps32)の作り方もよかったら参考にしてみてください。
気になるところ
厚みがあるセーターの場合、腕、脚、鼻先など縫代が重なる部分やカーブ部分はモコモコするので、しっかりカットした方がよさそうです。そのカット(切り込みを入れる、または切り落とす)の際、しっかりほつれ止め液で固まっている方が安心して作業できるので、カーブラインや角の部分は仕上がり線近くまでしっかり縫代に液を染みこませた方が安心です。
今回使用したセーターは模様編み部分があったのですが、毛糸の太さや毛質、編み方によっては、隙間があく場合があるかもしれません。セーター裏面に熱接着芯(白)を貼り付けたのですが、模様編みの一部で下の接着芯の白が見えてました。隙間があきそうな模様編みのセーターは不向きかもしれません。(下の色が見えてもOKな人は問題ないです)
型紙
このねそべりクマの型紙は、A4サイズの用紙2枚(1.腹側、2.背側)に分かれています。
お手数ですが、2つのPDFダウンロードが必要ですのでご注意ください。
型紙PDF(無料)は下記をクリックしてご覧ください。
材料・道具
材料
- 生地(目安量):あまり厚すぎない古着セーター1枚
- 普通サイズの大人用セーターなら1個は作れる
- 腹側20×25㎝、背側30×30㎝
- 接着芯(またはガーゼ等の薄地生地):生地と同量
- 綿代わりのセーター切れ端
- セーターの切れ端を1㎝×数㎝にカットしたもの
- 一般的なキッチン用ポリ袋に半分程度の量
- 糸、刺繍糸等
- 今回は茶系の刺繍糸を6本取りで使用
- 目玉パーツ等好みで顔の作りは変更してください
- ほつれ止め液
- 手芸用(または木工用)ボンドと水を1:1で溶いたもの
- 今回ボンドはペットボトルの蓋2杯分程度使用
道具
- 針、まち針
- はさみ
- チャコペン(消えるタイプのペンが便利)
- 棒状のもの
- 外表に返したり、綿を詰める際、棒状のものを使うと耳や手足の先の作業がしやすい
- アイロン(熱接着の接着芯を使う際必要)
- 容器・綿棒(ボンドとペレットを使用する際、ロート状にしてペレットを詰める)
- アルミホイル(ほつれ止め液を染みこませる際、セーターの下に敷く)
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日で可能です。
塗布したほつれ止め液を完全に乾かしたい場合は、1日程度必要
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約4分です。
- 5枚のパーツを準備する
- 接着芯(またはガーゼ)に型を写す
- 腹側1枚、背側頭、体はそれぞれ対称に各1枚準備(腹側1枚、背側4枚)
- 縫代は0.5~1㎝程度確保してカットする
- 接着芯をセーター裏面に貼り付ける(熱接着または縫代部分を縫いつける)
- ほつれ止め液(ボンドと水を1:1で溶いたもの)を縫代部分にたっぷり塗布する
- 切り込みを入れる縫代カーブ部分や、腕脚の付け根はしっかり塗る
- 下に敷いたアルミホイルが少しヨレヨレになる程度に綿棒でたたき込む
- ほつれ止め液乾燥後、接着芯の形にセーターをカットする
- 接着芯(またはガーゼ)に型を写す
- カットしたセーターの切れ端は、1㎝×数㎝サイズに細かくカットしておく
- 一般的なキッチン用ポリ袋に半分程度の量を用意する
- 背側頭、体を縫い合わせる
- 中表に合わせ、★(星)から☆(星)のラインを縫う
- 耳付け根、耳カーブ部分の縫代に切り込みを入れ、外表に返して整える
- セーターに厚みがある場合は、耳の縫代部分はある程度カットしておいた方が外表に返した際、形を整えやすい
- 3で縫製した背側2枚を中表に合わせ、●(丸)から◎(二重丸)までを縫う
- ■ー■の返し口ラインは縫わずに開けておく
- 縫代カーブ部分に切込みを入れて開く
- 背側と腹側を中表に合わせ、周囲をすべて縫い合わせる
- 合印をしっかり合わせながら縫う
- 腕の付け根部分など、縫い難い場合は適宜縫代に切り込みを入れながら縫い進めると作業しやすい
- 縫製した体周囲の縫代に切込みを入れ、外表に返す
- 腕、脚の付け根はしっかり切り込みを入れておく
- 鼻先、股部分など、縫代が重なってボリュームがでる部分は縫代をカットしておく方がよい
- 返し口からセーターの切れ端を詰める
- 腕、脚は最初に詰め、頭、胴部分はその後に詰める
- 腕、脚先は棒状のものを使って奥までしっかり詰める
- 顔の刺繍をする
- 今回は茶系の刺繍糸6本取りで、目、鼻は3~6ライン程度刺繍しました
- 返し口をコの字に縫ってとじる
完成です
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