こんにちは。
いろんな布マスクを作っていますが、マスクって内側にメイク汚れが付着したり、匂いがこもったりして困る時ありますよね。
たしかに、使い捨てマスクならいいけど、布マスクは口紅汚れとか、洗うのも手間がかかるよね。
そう、だから今回はマスク内側にティッシュを挟み込める工夫をしてみました。
ちなみに今回、ひとつの型紙(pt-m9-200429)で、顎まで覆うタイプ、顎まで覆わないタイプ、どちらも作れるので、よかったら参考にしてみてくださいね。
無料型紙を用意してみたので、よかったら試してみてくださいね!!下の記事から確認できます。
簡単な作り方動画もYouTubeでアップしています。3分弱なので、よかったらみてみてくださいね。
今回の立体マスクの特徴
今回のマスクの第一目的は、マスク内部を快適に保つこと。
メイク汚れ防止のために、ティッシュを挟んでいる方も多いと思いますが、マスクの着脱の度にティッシュが落ちてしまうのも気になります。そこで、マスク両サイドにティッシュを挟み込んで固定できればいいのでは?と考えて作りました。他の形状も検討したのですが、縫製の手間が増えたり、見た目が悪くなったりで、現時点ではこの方法がよいのではと思います。
ティッシュを挟めることの利点は、口紅などのメイク汚れが布マスクに付かないようにできること。それに加え、マスク内にこもる匂いを、好きなアロマオイル等で香り付けしたティッシュを使うことで、気分もリフレッシュできて一石二鳥ではないでしょうか。
構造の特徴
マスク本体部分2枚だけを、できるだけシンプルに縫って作ります。
マスクの構造は、マスク両サイドを内側に折り、ゴムが通せて、ティッシュが挟めるように一部だけ縫うという単純な作り。
マスク左右4角に加え、ゴム通し部分のサイドを縫わずに開けているので、ゴムは指で楽に通せるし、ティッシュを挟んで固定できます。
香り付けティッシュの工夫
私はラベンダーやローズマリーなどのアロマオイルが好きなのですが、アロマオイルって香りがキツいですよね。キツい香りのティッシュを鼻や口の周囲に常時つけておくことは、逆に体調不良の原因になります。それに、アロマオイル原液が直接皮膚に触れるとトラブルの原因になります。
そのため、香り付けは間接的にする方がよいと思います。私はジップ付きの袋の中に、ティッシュと、アロマオイル数滴しみこませたコットンを入れてしばらく置いておくだけです。密封しておくと、2時間もすれば香りがつきます。(使用するアロマオイルの種類により差はあると思います)
今回私が使用したラベンダーオイルは、2時間でしっかり香りがつき、その後袋から出して24時間経過後もほのかに香りが持続していました。
アロマオイルに限らず、好きな香りをいろいろ試してみるのも楽しいかもしれません。
外観・サイズ
今回この作り方で使用した型紙は、pt-m9です。初めて、一つの型紙で顎まで覆うタイプと、あごまで覆わないタイプどちらも作れるようにしてみました。サイズに関しては、同じ型紙を使用しているので、顎までの長さが追加されているだけです。
作ってみた感想
これまで作ってきた、ゴム通しがループの形状のものやゴム通し部に内布をつけるタイプのものなどに比べ、縫製の工程に手間はあまりかかっていません。
用意するのは本体2枚のみで、縫い方も難しいところはありません。
ただ1点、今までより面倒かと思われるのは、マスク4角の鋭角の部分を外表に返すことです。縫代をできるだけ少なくしておくことと、ひっくり返す時に角部分から意識して指や尖ったものを使って返すようにすると作業しやすいです。
多少形が綺麗に整わなくても、4角はマスク内側部分なので、あまり気にしすぎない方がよいと思います。
装着してみた感想
マスクの形状は、これまで作ってきたマスクの中でも私の顔にはフィットしています。あごまで覆うタイプも、あごまで覆わないタイプも、違和感なく装着できます。
ただ、今回ティッシュを内側にセットして装着したところ、目の細かいティッシュを使ったからか、呼吸の度にティッシュが鼻に吸い付いてくる…。
でもティッシュを可能な限りマスクにぴったり沿わせておけば、鼻に吸い付くこともなく大丈夫でした。
所要時間
20~30分程度(個人差はあります)
必要な材料・道具
材料
- マスク本体の布
- 顎を覆うタイプ:約31cm✕17cmの布2枚(布は同じ布を準備)
- 覆わないタイプ:約31cm✕14cmの布2枚 ※縫代は約1cm程度でカットします。
- ゴム:20㎝程度が2本
- 糸
布サイズ、ゴムの長さは目安です。
道具
- チャコペン
- 針
- まち針
- はさみ
ミシン縫いでも手縫いでもできます。
作り方
今回もpm4同様、縫う回数を減らすために、本体2枚のみを縫い合わせていきます。
作り方の流れを簡単にYouTube動画(3分弱)にもしているので、よかったら参考にしてみてくださいね。
- 型紙を準備する
- 型紙は本体の1種類。輪の部分で左右対称にひっくり返し、型を写す。
- 顎まで覆わないタイプの時は下の黄色部分はカットするか、折り曲げて使用。
- 型紙を写し、縫代を1㎝程度とって布を裁断する(本体を2枚)
- 合印も縫代部分に写しておく。
- 本体を中表に合わせ、両サイドを縫いあわせる
- 顎まで覆うタイプ:ABCE
- 顎まで覆わないタイプ:ABC
- 縫代のカーブ部分に切込みを入れ、縫代を開く
- 切込みは糸を切らない程度にギリギリまで入れる。
- ABC(またはABCE)を中央にして、返し口をあけて縫う
- マスク上部のカーブ部分と、●、■の縫代に切込みを入れ、4角の縫代はできるだけカットする
- マスク4角については、縫代が少ない方が外表に返した際形が綺麗に整いやすい。
- 返し口から外表に返し、形を整える
- 尖った角を返す時は指または先端の尖ったものを使うと返しやすい。
- 角は、あまり綺麗に整わなくても、マスク内側で見えないので大丈夫。
- 返し口を縫い合わせる
- 手縫い(ラダーステッチ)で閉じるか、次の工程で、ミシンでステッチする場合は開けたままでもよい。
- マスク両サイドを内側に折り、4カ所(または上下2ライン)縫ってとめる
- マスク端から、ゴムが通せる程度の幅を開けて縫う
- 0.5㎝程度しっかり返し縫いで固定してもよいし、マスク上下をミシンで押さえるようにステッチしてもよい。
- ゴムを通し、結んで輪にする
- ゴム通し部分はマスク本体の内側からも指を入れられるので、指でゴムを通すことができる。
完成!
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