こんにちは!今回は、今(2022年10月)私が夢中になっているある映画に登場する着ぐるみに似たテディベアが作りたくて、最近にしては珍しく手間と時間がかかる型紙を試作してみました!
わー!いつも僕たち素っ裸なのに!ちゃんと服着てるよ!
しかも前に作ったペットボトルにしがみつくタイプだね。
そう、ペットボトルの蓋がテディベアの頭部にはめ込めるタイプです。
その映画に出てくる着ぐるみが可愛かったので、着ぐるみ風に頭部が外れて、中が空洞なら、以前作ったペットボトルにしがみつくテディベアを応用して作ってみようと!
結果、修正したい箇所は山盛りですが、ひとまず試作1号を紹介します。
ペットボトルにしがみつくテディベアについて
なぜこのテディベアを作ったのか・・・それは私が「劇場版うたのプリンスさま♪マジLOVEスターリッシュツアーズ」に夢中だから(笑)
久しぶりにこんなに多幸感を与えてくれる映画観ました。何回観ても飽きない。アニメと音楽が好きな人なら、この作品の完成度の高さに満足できるのではと思います。好みもあるので、苦手な人もいるかもしれませんが、私はとっても好きです。もともと、うたプリ自体好きでしたが、出てくるメンバー全てが好きな訳ではなかったのに、この劇場版を観て、全てのキャラが好きになりました。
この映画について語り出すと止まらなくなりそうなので、テディベアに戻りましょう!この作品の中で、とあるメンバーがソロ曲を歌うシーンで、別のメンバーがクマの着ぐるみを着て登場するのです。その着ぐるみの中に入っているメンバーが、私が元々好きだった(今も好きですが、今は全員好きなのです)メンバーで、クマの着ぐるみの動きもなんともいえない可愛さなのです。
そこで、この着ぐるみに似たテディベア作ってみたいと思い、以前作ったペットボトルにしがみつくテディベア(ps8)をベースに試作してみました。
結果は、「もっともっと改良できるでしょー!」と思うレベルです・・・
以前作ったペットボトルにしがみつくテディベアの記事はこちら
反省点は下の「気になるところ」で書きますが、映画に出てくる着ぐるみとはちょっと違うけど、可愛いのは可愛いです。500mlのペットボトルよりちょっとだけ身長高い感じ。ちなみに、頭は胴の上に載せてるだけです。着ぐるみ風にしたくない人は、今回の型紙で頭内側のパーツを使わず、頭下部分のパーツを使えばOKです。
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約6分です。
気になるところ
改善すべき点は、沢山あるのです・・・映画にでてくるクマの着ぐるみに近づけたかったのに、ほど遠いという点での不満点と、シンプルな不満点。箇条書きにしてあげてみましょう。
- 本当はほっぺがふっくらした顔にしたかった
- 鼻の白い部分をもっと立体的に大きくしたかった
- 脚をもう少し太めでどっしりさせたかった→着ぐるみなので、本当は脚が胴の真下につく
- 立位を安定して保てない→お腹、お尻をでっぷりさせたくて胴が幅広になったため、左右の脚が離れてしまうこと、足裏のフェルトの出っ張りも立位安定の邪魔してる気がする
- 額の左右がちょっととんがった感じのラインになってしまった
- 耳と尾を縫い込んだ際に、縫代を綺麗に開けなかったので、耳、尾が片側に倒れがち
- 服の完成度が低い→できるだけ簡単にしたかったので、襟もボタンもつけてない
- 強力磁石を手の先に入れているが、腕が若干短いため、ペットボトルにくっつけたとき、時々離れることがある
目標としているクマの着ぐるみ、公式がダイジェスト動画を出してくれている中で少し確認できるのですが、足裏はわかりにくかったので、想像で勝手につけました。
もう少し完成度をあげて、着ぐるみテディベア、リベンジしてみたいです。
型紙
このテディベアの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
材料・道具
材料
今回、劇場版うたプリに登場する着ぐるみに寄せたかったので、テディベアの色や衣装の色等、準備する色が多くなりました。
洋服を着せなくてもよければ、下記の洋服用フェルトは不要です。テディベア本体の色も好みで変えてください。
- 生地(目安量)
- 本体(オレンジ):30㎝×50㎝
- 鼻、頭内側(白系):10㎝×10㎝
- 洋服用フェルト(目安量)
- ベスト(ブルー):15㎝×15㎝
- シャツ・袖(白):20㎝×5㎝
- 袖口(茶色):20㎝×2㎝
- リボン(赤・青):各2㎝×5㎝
- 体用フェルト(目安量)
- 目(黒):2㎝×5㎝
- 鼻(茶):上記袖口のハギレ部分でOK(1㎝四方あれば十分)
- 手のひら・足裏・耳(クリーム色):20㎝×5㎝
- 糸、刺繍糸、綿:適量
- 刺繍糸:白、薄い水色、茶色、こげ茶色、黄色を使用
- 目・・・白、薄い水色
- 鼻、口・・・茶色
- 手足の先・・・こげ茶色
- リボンのライン・・・白
- 袖と袖口の間・・・黄色
- 手のひら・足裏・耳・・・黄色
- 刺繍糸:白、薄い水色、茶色、こげ茶色、黄色を使用
- 強力マグネット1セット(2個)
- 強力マグネットの代わりに、スナップボタンやマジックテープ等でもOK
- 生地が厚めの場合は、マグネットでは手がくっつきにくくなるので注意
- スナップボタン1~2セット、紐状のもの5㎝程度×2
- 頭部と胴を繋ぎたい場合は紐状のもの2本と、スナップボタン(1セットでもOK)を準備
- 紐の長さとボタンを付ける位置は好みで調整(今回は胴側5㎝程度、頭側3㎝程度で、スナップボタンを2セット使用)
道具
- 針、まち針
- ぬいぐるみ用の長い針
- 手足を胴に縫い付ける際は、少し長めの針が必要
- はさみ
- 棒状のもの
- 外表に返したり、綿を奥に詰める際あると便利
- チャコペン
- 消えるタイプのものが便利
所要時間
1日~2日
個人差はあります。洋服を作らなければ1日あればできます。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約6分です。
パーツ準備
一部のフェルトパーツ以外は縫代を約0.5㎝確保してカット
- 本体(縫代約0.5㎝確保)
- 頭・・・対称に各1枚
- 頭中央・・・1枚
- 着ぐるみ風にしない場合は、③の頭内側を作らず、頭中央に③’頭下をそのままつなげて型紙をとる
- 頭内側・・・3枚
- 鼻・・・1枚(白っぽい生地)
- 耳・・・4枚
- 胴、腕、脚・・・対称に各2枚
- 足底・・・2枚
- 尾・・・2枚
- 洋服(本体に重ねて縫うため、サイド部分のみ縫代0.5㎝程度必要)洋服不要な場合はなくてOK
- ベスト前・・・対称に各1枚
- ベスト後・・・対称に各1枚
- 白シャツ・・・対称に各1枚
- 袖・・・対称に各2枚
- 袖口・・・対称に各2枚
- リボン赤、青・・・各1枚(縫代なしでカット)
- リボン結び目赤、青・・・各1枚(縫代なしでカット)
- 目鼻耳手足パーツ(縫代なしでカット)
- 目・・・2枚
- 鼻・・・1枚
- 耳・・・2枚
- 手のひら・・・対称に各1枚
- 足裏・・・2枚
- 頭・胴接続の紐・・・スナップボタンが縫いつけられる幅の紐、5㎝程度×2本(頭・胴接続しない場合は不要)
パーツ下準備
洋服を腕、胴に縫いつける
洋服不要な場合は省略
- 腕表側に袖パーツ、袖口パーツを合印を合わせて重ね、縫代部分を縫う
- 胴表側にベスト前と白シャツ、ベスト後を合印を合わせて重ね、縫代部分を縫う
リボンをつくる
洋服不要な場合は省略
- リボン青の中央にリボン赤を重ね、白い刺繍糸6本取りで縫いつける
- 赤と青の間に白いラインが入るように、かがり縫いする
- リボン結び目の青、赤も同様に縫いつける
- 赤青を縫い合わせたリボンの中心を糸で縫ってしめる(リボン型になるように)
- リボンの中央部分にリボン結び目を巻き付け、リボンの後側で縫ってとめる
耳・尾をつくる
- 耳4枚は2枚ずつ中表に重ね、山部分を縫う
- 縫い合わせた耳の縫代カーブ部分に切り込みを入れ、外表に返す
- 耳片面にクリーム色のフェルトを縫いつける
- 頭の★(星)部分に切り込みを入れ、耳を挟んで縫う
- 星のV字ギリギリまで切り込みをしっかり入れる
- 耳の前側(フェルトを縫いつけた側)が頭の鼻側に向くように挟む
- 尾2枚はそれぞれ中央のダーツ部分を縫い合わせておく
- ダーツ部分を縫い合わせた尾2枚を中表に合わせ、山部分を縫う
- 縫い合わせた尾の縫代カーブ部分に切り込みを入れ、外表に返す
- 尾に綿を詰め、丸いフォルムにする
胴をつくる
- 胴の腹側、背側それぞれ中表に重ね、ABCDEFのラインを縫い合わせる
- 背側は、合印Eのあたりに尾を一緒に挟んで縫う
- 腹側は、D~Eのあたりを返し口にして縫わずにあけておく
- 胴の腹側と背側を中表に重ね、周囲を縫い合わせる
- 頭と胴をつなぐ紐を付ける場合はこのとき胴上部に紐を挟んで縫い合わせる
- 胴を外表に返し、綿を詰めて返し口をとじる(下の画像では⑫で綿を詰めていますが、先にしてもOKです)
- 腹側の洋服パーツの隙間を縫い合わせておく(洋服不要な場合は省略)
- 白シャツ下側とベスト前の上側の間に隙間があかないように、縫いつける
頭をつくる
- 頭中央と鼻の●ー▲-●のラインを縫い合わせる
- カーブ部分は先に縫代に切り込みを入れておくと縫いやすい
- 左右の頭を中表に合わせ■ー△の鼻下ラインを縫い合わせる
- 鼻を縫い合わせた頭中央と頭(赤■-青□まで)を左右ともそれぞれ縫い合わせる
- カーブ部分、鼻周辺は縫代をカット、切り込みを入れておく
- 頭内側3枚をドーム状になるように縫い合わせる
- 縫い合わせた頭内側の縫代カーブ部分に切り込み、余分な縫代をカットして外表に返す
- 頭部と頭内側を中表に重ね、後頭部側を数㎝返し口として開けて縫う
- 頭部を外表に返し、綿を詰める
- ペットボトルの蓋が頭内側に納まるよう調整しながら綿を詰める
- 目、鼻を縫いつけ、口を刺繍して返し口をとじる
- 目は白、水色の刺繍糸で2つの円を刺繍してから、頭部に縫いつける
- 口は茶色の刺繍糸(今回は1本取りでチェーンステッチ)で刺繍する
- 頭と胴をつなぐ紐を付ける場合はこのとき返し口に紐を挟んで縫い合わせる
腕・脚をつくる
- 腕、脚とも対象のパーツを中表に合わせて返し口を開けて縫い合わせる
- 脚は足底を中表に合わせ、合印を合わせながら縫う
- 腕の先は余分な縫代をカットし、カーブや角度のついている箇所にしっかり切り込みを入れる
- 洋服のフェルトが分厚い場合は、返し口を大きめにしておいた方が外表に返しやすい
- 腕、脚とも外表に返し、綿を詰める
- 腕の先に強力磁石を入れてから、綿を詰める(強力磁石を使わない場合は後からスナップボタンの縫いつけでもOK)
- 強力磁石が先端から動かないように、配置したい場所に別の強力磁石を外側から合わせておくと安心
- 袖と袖口の間に隙間があかないよう、上から黄色い刺繍糸でラインを刺繍する
- 今回はクロスステッチ
- 手のひら、足裏を腕、脚に縫いつけ、返し口をとじる
- こげ茶色の刺繍糸で手、足先に3本ライン(割れ目)をいれる
胴に腕・脚を接続する
- 左右の脚、腕を一直線になるように左右に糸を通して糸ジョイント接続する。
- 糸は2本取りにする(引っ張ってちぎれないように)
- ぬいぐるみ用の長い針を使用
- 2往復程度、少しきつく引っ張りながら縫い合わせると固定が安定する
- 玉結び、玉どめは腕・脚の内側に隠れるようにする
- 腕は胴のベスト横ライン上から1㎝程度の位置に、腕の上端から1㎝程度の箇所を接続
- 脚は胴のベストより下に1~2㎝程度の位置に、脚の上端から1㎝程度の箇所を接続
仕上げ
- リボンを首元に縫いつける
- 胴と頭を接続する場合は、好みの位置にスナップボタンを付ける
- 接続した紐が4~5㎝くらいまでになるようにする
完成です
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