こんにちは。今回は、最近実家で飼い始めたセキセイインコがとっても可愛いので、セキセイインコのぬいぐるみづくりに挑戦しました。
あれ?片方は本物だ!
仲間だと思ってるのかもね!
そうなんです。本物のセキセイインコに対面させてみたら、すぐに近寄ってきて、つつき始めました!
改善の余地が必要なところもありますが、今回も作り方と型紙紹介します。
セキセイインコ(ルチノー)のぬいぐるみについて
今回は、実家で飼い始めたセキセイインコがとっても可愛いので、そのぬいぐるみを作ってみました。セキセイインコにもいろんな色柄の子たちがいるみたいですが、実家の子はルチノーという種類みたいです。ルチノーはほぼ黄色(一部白っぽいところもある)なので、型紙パーツの準備がしやすいですが、カラフルな模様のあるセキセイインコだと型紙作りが難しかっただろうと思います。 足に針金を入れ、足を動かせるようにし、羽も横に広げることができるようにしてみました。本物のセキセイインコちゃんと対面させてみたところ、喜んでつつきに来てくれました♪
ルチノーという種類のほぼ全身黄色いセキセイインコ。本体は4枚パーツで、そこに羽、足、くちばしや目、ろう膜をぬいつけています。羽は本体に一部だけ縫いつけることで、横に広げる動作もできます。ポイントは足です。足は片足3枚パーツで、エックスの形1枚、ワイの形2枚を縫いつけて中に細めの針金(0.28㎜を折り曲げて2重にしたものをマスキングテープでぐるぐる巻きにしたもの)を4本入れ、足先を動かせるようにしているところです。あまり太い針金だと中に入れられないのですが、細くても硬くてしっかりしている針金にした方が、足の形を整えて棒にしがみつかせることができるかもしれません。
作り方の流れを簡単に紹介したYouTube動画はこちら。動画は約3分20秒です。
気になるところ
羽の縫い方
今回フェルトを使用したのですが、羽の内側(本体に縫いつける側)を返し口にして折り込んでコの字に縫ってとじました。ただ、羽の先は上手く折り込むのが難しく、余分な縫代をしっかりカットしてから、縫いました。
また、羽の先部分に白いフェルト1枚を一緒に縫いつけながらとじていったのですが、細かい作業が苦手な方は少し縫いにくいかもしれません。面倒な方は、白い部分はなしで縫ってもいいかもです。
ちなみに、羽と本体の縫いつけ方についても、羽の★(黒星)から☆(白星)までのラインを返し口としておいて、その縫代部分を本体横と本体中央(上)を縫い合わせる際に★―☆ラインで挟み込んで縫ってもよいかと思います。ただ、そうすると羽の可動がやや限定される可能性があるかもしれません。
フェルト生地
羽の先(白い部分)、足、くちばしなど、特にくちばしはパーツが小さいのでフェルトの角が少し縫いにくいかもしれません。三角の角部分を縫おうとすると、生地がボロボロっとなるかも・・・。ブランケットステッチ、かがり縫いするのが苦手な方は、普通の生地に型を写し、縫代を確保して中表に縫い合わせた方が仕上げやすいかもしれません。
尾の部分、返し口(綿入れ部分)の処理
今回、尾の部分が細いので普通に中表にして縫い合わせてから外表に返すという作業がかなり難しそうだと判断し、最初から尾の部分は返し口をとじる際に一緒にかがって縫い合わせようと考えました。そのため、尾の部分に関しては後で縫い合わせやすいように、縫代部分を裏側に折ってかがっておきました。
型紙
このセキセイインコ(ルチノー)ぬいぐるみの型紙PDF(無料)はこちらをご覧ください。
材料・道具
材料
好みで選択して準備(※は必要時準備)
- 生地(フェルト)・・・色は好みで変えてください
- 黄色のフェルト・・・約30×30㎝
- 本体横2枚、本体中央(上)、(下)各1枚、羽4枚
- オレンジ系のフェルト・・・約10×10㎝
- くちばし3枚、足4枚、足裏2枚(すべて縫代なしでカット)
- 白いフェルト・・・5×5㎝
- 羽根先2枚(縫代なしでカット)
- ベージュ系フェルト・・・1×2㎝
- ろう膜1枚(縫代なしでカット)
- 黄色のフェルト・・・約30×30㎝
- 糸、刺繍糸 、しつけ糸等
- 白、黄色系の糸や刺繍糸があるとよい
- 目玉パーツ・・・黒い6㎜玉を2個
- 綿・・・適量
- 針金・・・細め(0.5㎜以下)、硬めの針金 約10㎝×8本
- あまり太い針金を使うと、足の中に入れることができない
- 細くて柔らかすぎると、足のポージングがやや頼りなくなるかも
- マスキングテープ
- 針金の保護目的で巻き付ける
道具
- 針、まち針
- はさみ
- チャコペン
- ペンチ・・・針金をカットする際使用
所要時間
個人差はあると思いますが、半日~1日で可能です。
作り方
簡単な製作の流れをまとめたYouTube動画はこちらです。動画は約3分20秒です。
パーツを準備する
- 型紙を布裏に写し、縫代0.5㎝程度確保してカットする
- 羽白、ろう膜、くちばし、足、足裏は縫代なしでカットする
- 生地に型紙を写しにくい場合は、薄地の接着芯に型紙を写した後、生地裏に接着すると作りやすい
足を2個つくる
- 足2枚を外表に重ね、□から■まで両サイドともかがり縫い(ブランケットステッチ)で縫い合わせる
- 縫い合わせた足と足底を外表に合わせ、足底全体を足にブランケットステッチで縫い合わせる
- 足をもう一つ同様につくる
- 細めの針金を約10㎝に8本カットし、半分に折り曲げる
- 針金の輪側から3~4㎝程度マスキングテープを巻き付け、足の骨組みを8本つくる
- 足の先に骨組みを各足4本入れる
- 輪側が足の先になるように入れる
- 足からはみ出している針金部分が約2㎝弱になるように整え、両足の針金部分をマスキングテープで巻いて固定する
くちばしをつくる
- くちばし左、右、下を三角錐になるよう外表に合わせて3辺を縫い合わせる
羽を2枚つくる
- 羽を中表に合わせ、カーブの大きい弧側のみ縫い合わせる
- 外表に返し、縫代を折り込んで返し口を縫ってとじる
- 羽白も一緒に縫いつける
本体をつくる
- 本体中央の上下とも、尾の部分(▲から下のオレンジライン)の縫代を内側に折り込みかがり縫いして固定する
- ▲部分と尾の先の角は縫代に切り込み、カット
- 本体横を中表に合わせ、●~◎のラインを縫い合わせる
- 縫い合わせた本体横と本体中央(上)を●~▲まで左右とも縫い合わせる
- 縫代カーブ部分に切り込みを入れながら縫い進めると作業しやすい
- 羽付け位置目安として★~☆の箇所にしつけ糸で目印をつけておいてもよい
- 本体横と本体中央(下)の◎~■を左右とも縫い合わせる
- 余分な縫代はカットする
- 外表に返し、綿を詰める
パーツをとりつけ仕上げる
- 目、くちばし、ろう膜を縫いつける
- 好みで頬に白い刺繍糸で刺繍する
- 今回使用したのは6㎜の目玉パーツ
- 羽を★~☆ラインで縫いつける
- 足を■部分に挟み、尾と返し口を縫ってとじる
- 先に尾部分を縫い合わせてから左右の■~▲を縫う
完成です
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